兄さんは彼を殺せない《完結》

親友を殺さなきゃ、俺と妹の未来はない――
でも俺は絶対、あいつを殺せない。

自殺した父親の借金を返済するために、組織と契約して殺し屋をする双子・聖真と聖華。借金完済の間近、最後の標的に指定されたのは幼馴染の至貴だった。

彼に心酔し、友情を超えた感情を持つ聖真は、依頼人を見つけて任務を取り消させようと動く。一方聖華は、聖真に協力するふりをしながら、任務実行を決意する。

限られた命を前に、幼馴染の知らない姿が発覚し、波紋を呼ぶ出来事が起こる――
殺意、嫉妬、疑念が入り乱れるなか、予想外の真実に衝突する、ヒューマンサスペンス。

※犯罪、暴力、同性愛、兄弟愛要素含む
※現在、内容の大幅加筆修正を予定しています。今後、改稿版を投稿する予定です。（2025年8月中予定）