序章
僕の夢は悪者をやっつける強い正義のヒーローになることだった。
でも神様から強いジョブが貰えなくて文字化けしているスキルしか僕は持ってないんだ。
しかし剣聖のソフィアさんに魔女討伐隊に拾ってもらってとても嬉しかったんだ
そしてこのまま行けば自分も強くなって正義のヒーローになることができると思ってたんだ
でもそれはソフィアさんの一言で崩れて去ったんだ
「ルーニーあなたを魔女討伐パーティから追放します」
突然仲間で剣聖のソフィアから告げられた、戦力外通告
「どうしてだい?ソフィア、僕は今まで仲間のために掃除、洗濯なんだってこなしてきたじゃないか」
新しく仲間に加わってきた賢者のクララが言った
「ふん、どうしてだいだって?そんなの決まっているだろう、お前が足手纏いだからだろう。」
「な、なんでなんだ僕は今まで君たちのために。」
隊長で聖女のカフィアが言った
「あなたには世話になりました、しかしこれからの戦いはもっと激しくなります、だから今日中に荷物をまとめて出て行ってくれませんか?」
そのカフィアからの宣告に僕は力なく
「わかりました…」というしかなかった
「ソフィアさん本当にルーニーを追放してよかったんですか?」とカフィアが震えた声でいう
「あれがあいつの幸せなんだ」とソフィアが寂しそうに言った
その時世界が揺れた
大罪スキルを持つ者達は備え
美徳スキルを持つものは新たなる仲間を歓迎するように空に光の柱が登った
美徳スキル「正義」が発動します
さぁ世界中にいる悪党達に知らしめるのです
正義の体現者になる素質がある者が現れたことを
これは美徳スキル「正義」を持つ少年と美徳スキル「愛を持つ少女の数奇な物語である