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帝国軍の不手際


「まだ、見つからないのか?!」


 町の辺境にあるとある森でその声は響いていた。


「アレが紛失したとなれば打ち首決定だぞ! クソなんでちゃんと見張ってなかったんだ!」


 一人の指揮官らしき男は血相をかいて部下であろう兵士に怒鳴っていた。


 見張りの兵士は、


「すいません、、居眠りしている間にいつの間にか消えていまして、、」


「そんなもん言い訳になるかバカもの! アレはただの魔獣の卵じゃないんだぞ! 明日中に届けなければ、、、 」


 一人の兵士が怪訝な表情で尋ねた。


「しかし一体アレは何の卵なんでしょうか? 早急ということなので我々が任務で輸送していたわけなのですが何か王都であったんでしょうか?」


 指揮官はそれに応えるか迷った顔つきだが、しばらくするとああ、と言って応えた。


「近々大きな戦が起きるらしいんだ」


「戦ですか!」


「そうだ。近頃小さな戦で国の兵力は疲弊していくばかりだ。それで、各国の脅威に対抗するためある伝説の魔獣を兵器として育てるらしいんだ」


 部下は思わず唾を呑み込んだ。他国に対する兵器を輸送しているとは思わなかったらしい。


「兵器なのでしたらそんじゃそこらの魔獣じゃないんですよね? では、一体その伝説の魔獣とやらはどのぐらい強いのでしょうか?」


 驚くなよと言った表情で指揮官は笑う。




「小国一つならば簡単に消し飛ぶ」













 その後兵士達は恐怖の表情で誰も口を開くことなく、捜査することなった。


 

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