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ルビコン川を超えて  作者: 泰田昌明
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共和制ローマの終焉

ルビコンの川岸に立ち、カエサルは黙って遠くの空を見つめていた。その背後には数万のローマ軍重装歩兵が粛然と静まりかえってカエサルの背中をみていた。そのとき一陣の風が、カエサルのくれないのマントを大きくなびかせ、やがておさまった。カエサルはゆっくりと兵士の方へ向き、口を開いた。

「ここを越えれば人間界の悲惨、越えなければ我が身の破滅。」

元老院の罠にはまったカエサルは、失脚か国法をおかすかの二者択一を迫られる状況に置かれていた。武装解除をせずにルビコン川を渡れば、国家の敵とされるのだった。

「賽は投げられた。いこう、戦友諸君。我々を侮辱した者たちのところへ、神々の待つ地へ」

かくして、口々にインベラトール(最高司令官)と呼号するカエサル軍とカエサルは、もはや限界を迎えていた共和制ローマの歴史の重い扉を、その力でもってこじ開けたのであった。

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