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転移ママの異世界奮闘記  作者: 平館 あや
第20章 『帰省』
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188話 遭遇

「ワイバーンじゃない!!!」


ゲギャーーー


「一匹だ。魔術師、大丈夫か?」

「大丈夫!」


電撃を放ち怯ませた後に、狙いを外さないように重力魔術で動きを封じる。

そこを街をも吹き飛ばすS級大魔術を凝縮させて、ガツンだ。


ドゴーーーーン


「ふぅ。」


討伐完了だ。



「へぇ。すごいなぁ。瞬殺じゃねぇか。ワイバーンって1人で倒せるんだな。」


レオが、墜落したワイバーンを見ながら言う。


「一匹ならね。それに、この魔術を覚えたのは半年前よ。もし転移がそれより前なら死んでたわ。」

「俺も魔術師が良かったなー。索敵なんてただの使いっぱしりだろ。」

「でも、あなたの代わりはいないわ。頼りにしてるわよ。ワイバーン、近くにいる?」

「森全体にはまだまだいるが、近くにはもういない。」

「まだまだいるのね、、」


魔力隠蔽が手放せない。



ワイバーンの素材は惜しいが、荷物になるので、討伐証明だけ取って、アンデット化しないように火葬。

そしてまた森を進む。


「そういえば、さっき魔力探知したときに、王都エルフのパーティもいたぞ。俺らの捜索に2パーティか。この森は広いもんな。」

「え、そんなこともわかるの?」

「種族の区別くらいお前もできるだろ。あと知り合いの魔力も。」

「そうね。」

「エルフのパーティにエドガーが入ってた。逆にアルクの方にはギルセリオンだ。サモンドパーティに魔術師がいないからチェンジしたんだろう。」

「なんでギルセリオン?リーダー交換ならクーサリオンじゃないの?」

「リンドールがアルクの方にいるからだろ。」

レオが笑いながら言った。


サモンドパーティは

アルク、エマ、リンドール、ギルセリオン


エルフパーティは

攻撃魔術師のエルフ3人、剣士にエドガー、ヒーラーにレオの助手のハルラス君が入っているらしい。



「あ!そうだ!あの2人の魔力はどう向いてるの?」

リンドールとギルセリオンの恋の行方だ。

「へっ。教えねぇ。」


くそ。


「一生分の借りは?」

「、、、っち。リンドールは相変わらず俺。ギルセリオンの片思いだ。なんでお前の好奇心を満たさなきゃいけねぇんだよ。」

「あんたが私にキスしたからでしょ。」


「はぁーーー。これだから白兎の方は嫌いだよ。」

レオが深いため息をついた。


ーーーー


アルク達のいた方角に進む。


「ねぇ、レオからみた私ってどんな性格なの?」

「自分でわからねぇのか?」

「んー。真面目、乙女、鈍感バカってよく言われるわね。」

「それは全部白兎だな。アホみたいに素直で真面目。鈍感バカで、おばちゃんらしくゴシップに興味津々で、年甲斐もなく乙女なのが白兎。」


しれっとアホとかバカとか、おばちゃんとか年甲斐がないとか、言い過ぎじゃないか?


「じゃあ黒猫の方は?」

「黒猫は真逆。不真面目なエロ猫。気まぐれで、短気で、大雑把。お前、疲れてくると怠るだろ。悪態つくのも、煙草吸ってたのも、全部黒猫。」

「エロ猫って、、」

「もし昨夜、お前がもっと疲れてて、黒猫が強かったら、お前は欲に負けて、俺のキスを受け入れ、襲われてただろうな。」

「何よそれ。。襲いたかったの?」

「俺はこっちの世界で一度もヤってねぇんだ。もう我慢の限界だっつーの。」


一度も?


「あれ??エマとしたんじゃなかったの???」

「だから、シてねぇって昨日も言っただろ!!挿入直前で怖気付かれて、寸止めされたんだよ。ほんと、処女ってのは残酷だ。」


直前、、、


「、、、、、むごいわね。」

「だろ、、、」

レオが可哀想になってきた。


「同情はするけど、やらないわよ。」

「当たり前だ。お前とヤったら、アルクに殺される。キスした事ですらバレたらどうなるかわかんねぇくらい、あいつはお前に心酔してるんだかんな。」


「心酔、、、まぁ、殺しかねないわね。他の人じゃダメなの?それなりに綺麗なら誰でもいいって言ってたじゃない。」

「記念すべき異世界1回目くらい、特別なやつとヤりたいだろ。」

「それがエマだったのね。」

「まぁな。でも振られたからもういい。」

「振られたの??」

「お前がアイツに(けしか)けたんだろ。俺じゃない、他に目を向けるとさ。」

「あら。」


すいませんね。



「なら、レオも他に目を向けないの?絶対エマが良いの?」

「別にエマに固執してるわけじゃねぇが、他がいねぇんだ。俺がこの世界で他に気に入ってる女達は、残念ながらみんな人妻だ。しかもうち2人は巨乳。最低の組み合わせだな。」

「巨乳人妻、、、自惚れで悪いんだけど、その2人の内に私も入ってる?」

「ああ。黒猫の時のお前と、俺を最初にスラムで助けてくれた女。お前が治癒かけた中にいただろ。牛みたいな巨乳が。」

「ああ!わかった!あの人ね!って言うか、牛って言うな。」

「お前、今、牛で理解しただろ。」

「う、、」


寝てても山ができる程大きかったから覚えていたのだ。


「あーあ。限界限界。金とパスポートさえあれば、日本で遊んでから帰ったんだけどな。ほら、ゴム。」


転移ついでに遊ぼうとすな!

そして、ズボンのポケットに研究用に買ったゴムを忍ばせるな!!


ーーーー


2時間程歩いた。


「休憩!!!疲れた。そろそろ念話圏内にアルク達が入ってくるはずだ。もうここで待つ!!腹減った!魔術師、あの木のとこにいる鳥で焼き鳥作れ。」


レオが投げやりだ。

キロ単位の魔力探知は魔力を使うらしい。

レオの魔力がかなり減っている。

加えて寝不足。相当お疲れだ。


「少し寝たら?寝れば魔力回復できるわよ。」

「それより飯だ!魔力なんて、ヒーラーと合流できれば回復してもらえるし、アルク達が一緒なら、魔物を避けて歩かなくてもよくなるだろ。魔力回復よりエネルギー補給!合流しても、森を抜けるのにあと4時間は歩かなきゃいけねぇんだ。」

「はーい。魔力弾!」


鳥を一羽撃ち落とした。



「あ、ここ知ってるかも。この道を入っていったところの洞窟。前に大雨の中、バジリスク討伐に行って、野営した場所よ。その中にいたバジリスクでエマが石化したのよ。」


また見覚えのある森だ。

半年前に来たところだ。


「へぇ。バジリスクね。今はラビットベアの巣穴みたいだぞ。」

「うさくまの丸焼きでも食べる?獲ってきましょうか?解体もできるわよ。」


うさくまの解体の仕方は、メイドのメータに教えてもらった。


「随分ワイルドだな。でもいらねぇ。鳥が良い。」

「そ。あ、魔力弾!」


鳥をもう一羽撃ち落とした。


ーーーー


焼き鳥を作って食べる。

風魔術で頭を切って、重力魔術で血を抜き、素手で羽根と内臓を抜いて、水魔術で水洗い。火魔術で低温で丸焼き。魔術調理のローストチキンだ。

ちなみに塩は日本から持参だ。

鳥の解体はメータに教えてもらったのだが、結構グロい。


「主婦の魔術師、便利だなー」

「普通の日本の主婦はなかなか鳥は捌かないわよ。」

「まぁそうだろうな。」


昼食を終えて、アルク待ちをする。

レオはアルク達とすれ違わないよう、魔力探知を続けている。


「超広範囲は使わないの?うさくまに気づかれるくらいならどってことないわよ。」

「ラビットベアを狙ってるのか、近くにワイバーンがたくさんいる。お前に対処できるのか?」

「、、、ワイバーンって、大量発生するのね、、、」


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