校内対抗戦編5
八王子の数ある魔法研究所の中でも"アレクサンドロス"は地上から見えない地下にある施設だ。
地下6階の施設はアリの巣のように作られている為、中央に地上から寸胴型に掘られていて東西南北へ部屋が作られている。
この施設で行われているのはメディシン=薬の開発。かなり違法なものも作られているために"地下"という隠された場所で密かに作られているのだ。
そして、メディシンは基本的にその効果を知る為にモルモット=実験台が必要となる。
モルモットは最初ネズミから始まり、ホムンクルスになり、クローン人間になり、人間になる。
だが、イカレタ者やある一線を越えた者は最初から人間で試作のメディシンを試す。
そして、楽しむのだ――人が…。
壊れていく様を――。
崩れていく様を――。
融けていく様を――。
快楽に近い志向の赴くがままに。
そんなことが日常的に行われていることを緒神 愛緒も理解していた。
受け入れていたわけじゃない。国という組織を相手に抗うすべを持ち合わせていなかっただけ。ゆえに彼女は――。
「あぁぁぁああああああああああああ゛!」
――咆えた――。
"アレクサンドロス"内部に地響きが起こる。その原因はV‐22=オプスレイが墜落したから――ではない。
地上と地下を隔てる厚いコンクリと鋼の壁が轟音とともに凹んだ。
それを、はるか空中のオプスレイから飛び降りてパラシュートを開き、ユラユラと落下していくパイロットは口を限界まで開けて驚きを表していた。
2分前――。
"アレクサンドロス"付近にまで到達したオプスレイは速度を上げていく。
ハンドサインでのやり取りで緒神 愛緒の意図を察したパイロットは、急いで操縦席から後部に移りパラシュートを背負い飛び降りていた。
加速したオプスレイから彼女が飛び降りると、いよいよバランスを失った機体が落下していく。
落下する先は付近に高い建物が無いのが幸いし、どうやら川に落ちそうだ。これも計算しての加速だったのだろう。
飛び降りた緒神 愛緒は落下速度をさらに上げ、そのまま怒号とともに蹴りを"アレクサンドロス"にぶちかましす。
コンクリが砕けて防壁の鋼が姿を見せる。生身だけで地上にクレーターを作くり、そこから怒涛の連続蹴り。
この時、地下にいる人間はさぞ慌てたことだろう。
しかし一向に穴が開く気配が無い。それもそのはず――。
"アレクサンドロス"の強度は核を防ぐ設計になっているからだ。
それでも蹴ることを止めない緒神 愛緒だった。が、突然ピタリと蹴るのを止める。
かん高い音を立ててそこに現れたのは、スポーツバイクに乗ったバレットスリーこと"マイン"だった。
「遅いぞ!バレットスリー」
「…………」
バイクを降りた彼は、ヘルメットを付けたまま緒神 愛緒のもとへ行くと、『下がって』と言ってから魔法を発動した。
半球体の小さな障壁を凹んだ部分に発生させる。そこに大量のマナを注ぎ込み属性を与えると、もう一度それを障壁で囲った。
そしてマインが魔法を発動させる。
半球体の障壁の中では何が起こっているのか見てもわからないが、この魔法はマインのオリジナルであり彼を象徴するものだ。
マイン=坑道を掘るというその名は伊達ではない。
原理は彼しか理解できない。――いや、或いは専門家になら理解もできるかもしれない。
魔法の名前は【マインスペシャル】という微妙なものだが、分子分解させる効果であらゆるものに穴を掘ることが出来る。
小さな穴が徐々に広がり人が通れるくらいになると、パチン!と指を鳴らし魔法を解除する。
「私はこれから突入するが、お前はもう少し穴を増やしておいてくれ」
「………」
緒神 愛緒はそう言うと穴を見下ろして〈F**K〉と吐き捨て飛び降りた。
3年Bクラスは西野 和也が一人で中央へと走っていた。
砲撃――それを右手に発生させた障壁で弾き飛ばす。足を止めた彼の前に現れたのは夜神 当矢/神夜 紀正。
西野 和也の目の前に立ち塞がった彼は木剣を抜くと構えた。
「少しの間……相手をしてもらうぞ。西野 和也――」
神夜 紀正がそう言った瞬間に、2人が立っている直径50mの空間が薄暗く囲まれる。
「結界か――お前だけが使えるもんだと思っていたけど…。見当が外れたな」
西野 和也も木剣を構えると左手で魔法を付与する。
近接標準現代魔法の壱――【焔火】なのは間違いないが、その炎は刀身の倍以上の大きさもある。
続けて神夜 紀正も木剣に魔法を付与するが、刀身を少し伸ばしたぐらいの炎しか発生しない。
魔法の付与された近接パスは同じく魔法を付与した近接パスでしか受け止められず。もし、一瞬でもショックアーマーに当たりでもすれば、その威力が抑えられた形で電撃に変えられるのだとしても気絶は免れない。
激しい近接による攻防が続く。
競り合いになるといよいよ魔法力で劣る神夜 紀正が押され始める。
「はぁああああ!」
威勢よく大声を上げたのは西野 和也で、力強く【焔火】を振りぬきその力を受け止め切れなかった神夜 紀正の体が宙へ吹き飛ぶ。
完全に体勢を崩した状態で左手から砲撃魔法を放つと、それが西野 和也の前の地面を抉り埃を巻き上げた。
砲撃標準現代魔法の参――【砲光】は威力を重視した光属性の魔法であるが、当たった地点からの空間に伝わる衝撃もそれなりにある魔法だ。
【焔火】でなぎ払うと埃は散っていくが、そこに神夜 紀正の姿は見あたらない。
「かくれんぼか!」
返事が返ることは無く反響する自分の声が鳴り止むと後ろで物音がする。
「そこか!」
左手で放つ砲撃標準現代魔法の壱――【灼火砲】が音の方へと消えていく。
そこにもいない。ならどこに――。
神夜 紀正は建物の影から影へと移動しながら身を隠していた。
足元に遅延障壁を仕掛けその上に石を置く。佐藤 幸喜が使ったそれとは異なり、時間が来ると石が障壁で跳ね上がり地面に落ちる。
ついさっき西野 和也が反応した音もその仕掛けによるもの。今隠れている所に仕掛けたので数は7つ。
3…2…1――。
ガァ!と大きな音が鳴る。それに反応した西野 和也は音に向かって砲撃を撃つ。音は彼から見て左から右へと移動しそれに合わせて砲撃を撃つ。
その時、西野 和也が向いている方とは逆側から神夜 紀正が飛び出して砲撃変則現代魔法の参――【雷電砲】を放った。
完全に背を向ける西野 和也だったが【雷電砲】が当たる事はなかった。
「障壁鎧装甲…もどき。MIを使っているとはいえ…なかなかの使い手だな」
障壁鎧装甲――障壁を体の表面に鎧のようにして張ることでその身を護る現代魔法のことだ。《ノーフェイス》社長の緒神 愛緒が得意とする多重障壁鎧装甲はその上位にあたる魔法である。
「砲撃じゃなく近接の魔法なら貫けたかもしれなかったのにな」
「近接魔法は不得意なんだ」
そう会話をし終えた2人は、直ぐにまた近接の戦闘を繰り広げる。
戦場の高速道路は5mの高さで西南から北に向けて横断し、さらにその上に上る手段が魔法なしでは無理なよう設定されてある。
障壁を階段のように使い駆け上がるのは佐藤 幸喜。視線を下へと向けるとあまりの高さに苦笑いを浮かべる。
「結構高いな…」
ヘッドギアの耳元に触れるとジィ!と電子音が鳴り無線が繋がる。
「岡崎。今どの辺だ?俺の方は…と、今高速に上ったところだ」
『あ、佐藤くん?僕は今ビルまであと3…2分弱かな。ポイントに着くまで合わせると4分弱かな』
「こっちもそのくらいだ。開始の合図は俺の【閃光砲】でする」
砲撃変則現代魔法の壱――【閃光砲】は、着弾した瞬間に光が辺りに広がり敵の視界を奪う光属性の魔法。
高速道路の上には、下からでは確認できなかった障害物や崩れた部分があり真っ直ぐ走るというのは無理そうだ。
「4分強。いや…5分強かな。神夜は大丈夫なんだろうな…」
神夜 紀正を心配する佐藤 幸喜は自らが来た方角へ視線を向ける。
体が自分のものではない感覚――夜神 当矢はこの戦いでそれを感じていた。
いくらスペックを下げて相手がMIを使っているとはいえ、学生の魔法士に息を切らして逃げ回っている。
そして彼は、西野 和也のある行動に気付く。
左手で絶えずマナを発生させ雷属性を与えることで放電させている。
空気中には酸素が存在し、その酸素分子が無声放電で発生した高いエネルギーを持つ電子と衝突することで発生する気体"オゾン"。
オゾンはフッ素に次ぐ強い酸化力を持ち高濃度では猛毒となる。
体の異常の原因を突き止めると、すぐさま【焔火】を付与された木剣を西野 和也の左手に投げつける。さらに【灼火砲】を彼の体めがけて放つ。
先に投げられていた木剣を追い越し【灼火砲】が迫る。がそれは彼の右手の【焔火】が防ぐ。
遅れて、オゾンを発生させる左手に、投げつけた【焔火】を付与された木剣が当たると小規模な爆発が起こる。
「くそ!」
怯んだ隙に投げた木剣を拾い再び魔法を付与する。
妙に戦い慣れている――そう思った夜神 当矢は追撃せずに距離をとる。彼は囮役さえこなせばいいわけで、追撃してやぶ蛇は避けたかったのだろう。
さっきの攻撃がよほど気に食わなかったのか、左に流した前髪の下の表情が怒りの感情を露骨に出した。
木剣の魔法を解き腰にしまうと両手を突き出して障壁を出した。
「潰れろ!」
横幅2mほどのものだった障壁が一瞬にして左右の限界まで広がる。
「広域障壁か!」
障壁の上位魔法で強度を犠牲に広さを重視したものだ。障壁は狭いほど強度が増し広いほどそれが減る。
つまり砲撃魔法でも簡単に割れる可能性がある。通常なら――。
【灼火砲】【砲光】【雷電砲】を放つが傷一つつかない。
ジリジリ迫る障壁に掌ほどの障壁を張り止めようとするが、どんどん体が押される。
このままでは障壁と結界に挟まれ圧死――することは無いにしても気絶は間違いない。
神夜 紀正ではだめだ!――ここは―――。
そう決意した彼は、唐突に何かを呟き始める。
「エイレ・ウサイマウタ・ナトスヒ・サイア・バングラハ・ムヒサイア――。
ティーア…すまないが力を借りるぞ!」
さっきまで押されるばかりだった彼の体がその動きを止めた。
「プライムフィールドアルター!セカンドシフト!」
右手の障壁を消すと障壁に直接触れる。
「ハードポイント!」
言葉と共にバリン!と障壁が割れて崩れる。
ボロボロと崩れるそれの向こうで驚歎を露にする西野 和也。
怒りや余裕しか見せなかった表情が初めて怯んだ。
「なんなんだお前は!」
そう言った彼の前で立つ夜神 当矢は波動のようなものを纏っていた。
目を開けるとガラス越しに天井が見える。そうか…僕は――。
「負けたのか…」
3年Aクラスで生徒会長のこの浅井 修一朗が格下のBクラスの名前も知らない奴に…。
不甲斐ない…。やつは――神夜の奴はFクラスのくせにBブロックを制した。
今回の校内戦はおかしなことばかりだ。
「おい、寝てる場合じゃないぞ!決勝戦すごいことになってるって!」「まだ痺れが残ってるんだけど」
決勝戦?そうか…まだやっているのか?Bクラスのアイツならもう敵はいないはずなのに…。
「2年のやつがBクラスの西野と互角に渡り合っているだってさ」「あの2年Fクラスのやつか?」
2年……Fクラスだと?もしかして…アイツなのか?医療カプセルに――入っている場合じゃない!
医療室にはマナを使って回復を行える医療カプセルがある。魔法には魔法式があるために魔法士を治癒すことは出来ないが。高濃度のマナの中にいればたとえ魔法士だとしてもマナ吸収で治癒を促すことができる。
カプセルの一つが開くと戦闘服のままの浅井 修一朗が出てくる。フラフラと医療室の出入り口に向かう彼に看護師が声をかける。
「まだ寝てないとだめですよ!」
と言って彼を引き止める。彼はそれでも部屋を出ようと――。
「見ておかないと……後悔するかもしれないんだ」
あまりの気迫に手を離してしまう。
医療室を後にした彼は直ぐ隣にあるモニター観戦室の一つに入っていく。モニターの前には数十人くらいが観戦していて、長椅子には座るだけのスペースがない。
仕方なくその直ぐ後ろに立ってモニターに目を向けた。
一つの画面に4箇所の映像が映っている。
右上にベイズ鉱石を護る3年Bクラスの映像が、左上に高速道路を走る映像が、右下に市街地の中を走る映像が、左下に結界を張る2人の映像がそれぞれ映っている。
よく見ると左下では結界の中に人影が見えて、中継カメラが中の様子に切り替わるとそこに映し出された人影の正体がわかる。
「やはり…お前か、神夜 紀正!」
「っくそぉぉぉおおおおお!」
怒りに任せて砲撃魔法を次々撃ち出すその顔は必死の形相。
迫る砲撃魔法に左手を伸ばすと一言呟く。
「スヴェル!」
その言葉に導かれるようにマナが収束すると氷の盾が現れた。
スヴェルという名の盾は、届く前に魔法を凍らせてしまうほどの冷気を放っているが、不思議なことに持ち主が凍ることはない。
しかし、あまりの冷気に観戦用のカメラが故障してしまい戦闘の映像が映らなくなる。
観戦席では、「なんだあの魔法は?」「カメラ壊れちゃったじゃん」「別のカメラに切り替えろよ!」という声が飛び交う。
すぐにカメラが切り替わり外から中を映そうとズームするが、結界内部は発生した結露が凍結したせいで全く窺えない。
結界の外でそれを発動させていた2人は困惑の表情を浮かべていた。
「中でいったい何が起こってるの?結界の外にまで寒さがもれ出るなんて…」
結界に常に触れている手には、ショックアーマーのグローブをつけているのに冷気を感じている。そのことに安部 朋美は驚いていた。
結界障壁魔法は内と外を遮断する魔法。例え内部温度がどれだけ下がってもそれが外に伝わることはない。しかし、現に結界自体が冷やりとしてきている。
「これも西野って人の力…なのかな」
彼女の背に触れ結界を貼る手助けをする朝倉 ネネがそう言うと、〈さあ…どうだろう〉と答える。
「もしかしてだけど…これは神夜くんの魔法…かもしれない」
そう考えると困惑していた彼女の口元が笑みを作った。
狙撃ポイントからの見晴らしは神夜 紀正の言った通りベイズ鉱石を視認できるものだった。
ここまで担ぐだけだった狙撃用のパス【飛鷹】を肩から下ろし、ちょうどいい具合の穴に差込んでマウントを降ろす。
「風…は、手前と奥で向きが違うのか。…まだ8割って感じだけど、"アレ"を使うか」
岡崎 啓の言う"アレ"とは、この状況を想定して今日まで特訓してきた魔法のことだ。
狙撃標準現代魔法の弐――【風弾】。
弾の周りに風を起すことでどんなに風が強い時でも風を割いて的に進む命中率を上げた魔法。
狙撃手は本来――風を読む力が必要不可欠だが、現代魔法においてはその風すら魔法でどうにかすることができる。
スコープから見える敵影は4。敵の配置は十円陣で障壁を張っている。
「こちら岡崎――佐藤くん聞こえますか?」
スコープを覗きながら通信をするが返事が返ってこない。
「佐藤くん?…こちら岡崎…配置に着いたよ」
『…悪い、高速から落ちそうになってた。そっちは位置に着いたのか?』
ようやく返事が返ってきてホッとすると〈準備完了〉と答える。
『わかった、10秒後に仕掛ける』
10――的をスコープの中心に4――3――目を閉じる2――1。
【閃光砲】が敵の気を引く。
続いて【水縮砲】が放たれ、敵がその位置を特定する。
敵の陣形が動くが全方向の索敵が解けない。
さらに【砲光】【灼火砲】が降り注ぐと、ようやくその守備に穴ができる。
小さい――だけど唯一の――。
ドゥッ!魔法が弾ける音が響き弾丸が放たれた。ベイズ鉱石に向かっていく弾丸の周りには風が壁を作っている。
当たれ!―――。
目の前にいるのは本当に人間なのか――。そんなことを考えてしまうぐらいに異常な強さ。
それでも――倒さないと倒さないと、と焦る気持ちとは逆に魔法の威力が落ちてゆく。
「なんでだ!」
西野 和也は咆えた。〈どうして!〉〈なんで!〉〈僕は!〉――。
「…お前を倒せないんだ」
とうとう両の手から魔法が発動されなくなる。
「なーお前なら分かるのか?…俺はどうして勝てない」
それを聞いた彼はすでに戦意を消失していた。
「……"弱さ"とは何か?…MIを使う心か?それとも、勝てない実力か?」
盾を消失させると夜神 当矢は彼に聞こえるよう呟き始めた。
「ある人が言っていた。《弱さとは自分を見失うこと。自分を信用できなくなることだ》――と」
「…どういう意味だ?」
縋るように聞き返す。
「そんなことは自分で考えろ。お前がMIを使用した事実は消えないし、それで魔法士としての資質が損なわれることも自己責任なんだからな」
「…じゃあ、MIを使っていても…勝てない…お前は…化け物か?」
〈違う〉と答えた夜神 当矢は続けて。
「俺が勝ったんじゃない、"俺たち"が勝ったんだ」
結界が上のほうからスーと消えると、ようやく外の音が聞こえるようになる。
「プライムフィールドパージ…」
試合終了のブザーが鳴り響く中、観戦していた生徒の歓声が沸いていた。
「正直、もう俺も限界だったんだ。マナが空っぽだ。仲間がいなきゃ負けてた」
「なに!」
驚きの言葉と表情をする西野 和也に彼は言い捨てた。
「一人で戦ってたのはお前だけだって事さ」
戦場を去る彼に後ろから衝撃が走る。
「やったね!紀くん」
その不意打ちは安部 朋美の抱擁だった。朝倉 ネネも賞賛と喜びを口にし、合流した佐藤 幸喜はハイタッチを要求した。
岡崎 啓は嬉しいの感情が言葉ではなく涙で表れ。
「勝ったんだね!僕たち――」
その言葉に神夜 紀正も笑みを浮かべて。
「ああ、俺たちの優勝だ」
控え室に帰る道は観戦席に近く、観戦していた生徒の拍手や声が降り注いだ。
表彰式――。
――近接部門最優秀選手賞ー西野 和也。――狙撃部門最優秀選手賞―岡崎 啓。その他――。
――準優勝―3年Cクラス。
――優勝――2年Fクラス。
校内対抗戦で2年が優勝を飾ったのは12年ぶり。
さらにAクラス以外を入れると初の快挙だった。