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ある人、探してます  作者: 亜差覇蚊
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〜絶望〜

作「今回は久々のバトルシーンがありました。」


レイン「バトルシーンって言っても擬音語ばっかだけどね」


作「そうなんだよ…イマイチ戦闘描写に擬音語とか使う方がいいのかわからなくて自分なりにやってるんだよ」


レイン「ふーん、まぁいいんじゃない?自分なりで」


作「まぁ自分なりに頑張ってるからな!」


というわけで戦闘描写とかのアドバイスや感想等いただけたら嬉しいです!


作「もらえたら感動ものだね」


レイン「だね…まぁ大丈夫っしょ!では「ある人、探してます」最新話読んでみてね」



「ファーっと…よく寝たぁ…」


 レインは寝起きにふと時計を見るとまだ6時…起床にはかなり早かったが二度寝することもいかず渋々起きることにした。


「ハァ、早過ぎた……散歩でもしてこようかなぁ…」


レインは着替えを抱え、各室に取り付けられたバスルームの脱衣所に入り手早く着替えを済ませた


……キー…カチャン…



「ん〜〜ハァ〜気持ちいい〜!!」


 レインは昨日タルトと歩いた川沿いを歩きながら伸びをしていた。


「ちょっと体動かそうかな、まずは準備体操っと…」


 レインは準備体操を済ますと川沿いを行った所にある橋でUターンするルートを走り出した。


「ハァ、ハァ、ハァ…あそこの橋を渡って、向こう岸を帰るっと…にしても気持ちいいなぁ〜」


 レインは朝の風の中を軽ーく汗をかくくらいひとっ走りした。

 レインは町の中央にある時計台を眺めた


「6時半かぁ〜まだ時間あるけど〜、部屋に居ようかな」


レインは帰りも走りながら戻った


キー…カチャン


「あれ?レインさん、おはようございます。」


レインが帰るとちょうどタルトが起き出したところだった


「うん、おはよ。」


「どこかお出かけですか?」


「うん、早く起きすぎちゃったから近くの川沿いを走ってたの。」


「そうなんですか?でも、まだ起きそうにありませんよ?」


 タルトがそれぞれのベッドで爆睡している二人を交互に指差して言った


「そうだねぇ、んー、どうする?」


「どうしましょうか?」


「おしゃべりでもしとこうか?」


「いつものパターンですね…。」


「ハハハ、いいじゃない。楽しいし。」


「それもそうですね、じゃあ二人が起きるまで。」


 二人でこれからの道のりとかを話した

 話始めて少しするとキールさんが眼をこすりながら起きた


「ん?何だ?もぅ起きてんのか?はぇぇなぁ…‥」


「おはようございます。キールさん」


「おはよ、キール」


「あぁ…おはようさん、ハァァッと。」


 キールさんは目一杯伸びをすると洗面所に向かった。

 戻ってきたキールさんはガイルさんのとこへ行きガイルさんを起こそうとしていた…だがガイルさんは起きる気配すらしない。だけどキールさんは慣れたように布団を引きはがし、無理矢理起こした。


「んだよ…ったく…」


「おせぇんだよ!起きんのが!!」


「んだよ!まだ8時じゃあねぇかよ!寝かせろ…」


「早く起きろ!」


 そういいキールさんはガイルさんのからだを叩きはじめた。


「わかった!わかった!わかったからやめろ!!!」



 ようやく四人全員起き、食事も済ませて、荷物もまとめて…

 なんてしてたらあっという間にお昼になった


「もぉ〜ガイルが遅いからお昼んなっちゃったじゃない!」


「それは悪かったってんだろ。まったくよ!」


「とりあえず、ケンカばっかりしてても時間無駄ですし行きましょうよ」


「そうだぞ。まだ昼だ!歩きつづけりゃ今日中には着く。」


「わかってる!よしゃ、行くぞ!」


 そういってから、かれこれ5時間……リープルを出てから、舗装された砂利道やかなり木が生い茂る森をぶっ通しで歩いて行く僕たち…


「あのぉ…まだ先ですか?」


「ん?あぁまだまだあるはずだぜ」


「わかりました……。」


「どうしたの?元気ないじゃない?しんどいの?」


「えぇ、まぁ。しんどいのはしんどいですけど、皆同じですから。」


「いや、もうちょいしたら湖があるんだ、そこでいっつも休憩してっからよ!」


「湖ですか?」


「うん、アレリア湖って言って、アルアの中で二番目におっきな湖なんだよ!」


「へぇすごいですね!」


「もうすぐ着くぞ」


 森を抜けた瞬間眩しくて、手で軽く影を作ったが目が慣れてくるとそこには奇麗な湖があった。


「これがアレリア湖ですか?」


「そぅ!湖の全長は1376M、そんなに深くなくて落ちても安全だから観光にはいいんだけど、回りが森だからあんまりね…」


「すごいですね…水も綺麗で、底が見えますし…」


「まぁな、俺らんとこじゃこっから水ひいてっから、この水を飲んだ牛が育ってる訳だ!」


「ここから水ひいてるんですか?かなり遠いんじゃぁ〜?」


「まぁ遠いのは遠いが、まぁいけるんだろうな」


「すごいなぁ〜…」


「取り込み中ワリィな…そろそろ出ようや。」


 その後はまた出てきた森の出口の真逆に向かって歩きだした。



 歩きだして、また二時間ほどたったころで、タルトはふと違和感を感じた。


(……何だろぅ…何となく焦げ臭い匂いが…気のせいだよね)


 だが、その予感は的中した。ミシルアに近づくに連れて空が黒くなっていき、空気も焦げ臭くなっていった。


「こりゃどういうこった?」


「かなり焦げ臭いよ?火事とかかな?」


「この先って…ミシルアじゃ!!」


「マジかよ、ミシルアじゃねぇよなぁ!違うよなぁ!!!」


 四人は脇目も振らず走り出した。

 そしてミシルアに着いた。


 だけどキールさんの思いは届かなかった。

 そこはキールさんが教えてくれたようなミシルアではなく…真っ赤に燃える町になっていた…

 家の屋根は落ち、窓から火が溢れ、街路樹は燃えて、どこにも人の姿はなく、明らかに誰かが火を放った以外に考えられなかった。

 それを見てキールさんは走り出した。

 ミシルアの奥、何かの店と店の間を駆け抜けた。

 だけど後を追った僕らの前でキールさんは泣き崩れた。

 そこにあったのは燃え尽きたのか黒煙を上げる屋根の落ちた家…横にある牧場には牛や豚が死んでいた…


「んでだよ…なんもねぇ…平穏な町なのによ…クソォ!」


「キールさん…」


 かけてあげる言葉も見当たらず、呆然と立ちすくむ僕の肩をガイルさんが叩いた…

 振り向くとガイルさんは首を横に振った…

 一人にしてやれとのことだろう…一度頷き返すと来た道を戻った…

 するとそこにさっきはいなかった人影があった…

 一瞬だがその人影の顔が笑っているように見えた…

 隣を見るとそれが見えたのかガイルさんとレインさんが怒りをこらえていた。

 するとその人影はミシルアの東にあるマクタミア山に向かって走りだした…

 それを確認するとガイルさんと目を合わせキールさんのところに戻った。


「親父、お袋…」


「キール、今怪しいやつを見かけた…もし追うなら今しかないが…」


 それを聞いた途端キールさんは涙を浮かべながら空を見上げた…

 しばらくの後、キールさんは手で涙を拭った。


「行くに…決まってんだろ!!!」


 四人はさっきの人影が行った道を辿った



 マクタミア山は大きな山で登るのは苦労することで有名だが、それを登ろうとする者も少なくないらしい


 マクタミア山のふもとに着いた四人は一度顔を見合わせ頷きあい…中へ入った


 中に入ると中は大きな空洞になっていた…

 目をこらすとあの人影がいた…

 人影はこちらを見て笑っているのがわかる…それを見てキールさんはキレた…

 キールさんは理性を失ったのか背中にいつも提げている槍を手に取り走り出した



「テメェか?町に火放ったのは!!!!」


 キールさんの問い掛けに人影は答えた


「そうだが、何か悪いことでも?」


 人影はキールさんの槍を自分の斧で真っ向から受け止めた

 人影はどうやらフードを被っているらしく顔がわからない


「テメェ!」


「それよりも君は何だ?」


「あっ?!この町のもんだ!」


「なるほど、だけど一人で勝てると思うなよ!」


 あっけなかった…

 キールさんは敵の斧の一振りで軽々吹き飛んだ…


「なんだ…今のは…それにあいつあんなもん軽々と…」


 ガイルさんは驚いた

 キールさんはガイルさんと模擬戦をしても、そう易々と飛ばされるような人じゃないからだ


「キール!大丈夫?」


 そういいキールさんの元へ走るレインさん…


「ガイルさん…あの人強すぎませんか…?」


「確かに強いな…だがよ…こんなとこでやられるかってんだ!!」


 ガイルさんが武器を構えながら走り出した…


「無駄だよ…お前らじゃ勝てない」



 ガキィィン

 斧と剣がぶつかり合う

 だがガイルさんの剣にかかる力を利用したのか軽々と投げはらう

 ガイルさんまでも簡単に弾き返された…


「ガイルさん!!!」


「タルト坊…レイン連れて逃げろ!こいつぁ格が違いすぎる!!ここは任せて逃げろ!!!」


「そんなこと出来る訳無いでしょ!!!仲間じゃない…こんなときに支え合うのが仲間でしょ?違うの?」


「なら…お前はこんなやつ相手にどうする気だ?」


「戦う…負けたって…何度でも立ち上がってやる!!!!」


 レインさんは両手に銃を構えた…だが銃口の先にはあるはずの物がなかった

 レインさんが気付いた時には、レインさんは吹っ飛んでいた…


「どーでもいいけどさ…俺のこと無視すんなよな…」


「レインさん!!!お前…一体何なんだ…!!!」


「俺はラルフ…そこらのやつは俺のことを[戦戟のラルフ]とか呼んでるよ…」


「戦戟のラルフ……タルト逃げろ!!!そいつは今のお前じゃ無理だ!!」


「そんなこと言ったって…皆を置いていけないよ!!!!」


 キュァァァァァ…!


「チビ?どおしたの?チビ!」


 キュァァァァァキュァァァァァ…


「大丈夫?チビ?ねぇ…」


 急にチビが吠えだした…


 ギュアァァァァァァァ…!!!!!!!


 チビが吠え出したその瞬間、タルト達の真上、マクタミア山の頂上にある穴から凄い鳴き声がした…


 ギュアァァァァァァァ…

 キュァァァ…


 その二つの声はお互いを呼び合うように続いた

 そしてその声は僕の真上に舞い降りた…

 その姿はチビをそのまま大きくしたような姿だった…


「ありゃあ…オプシティドラゴンじゃねぇか…そうかチビはオプシティドラゴンの子供だったのか!」


 オプシティドラゴン…そぉ呼ばれたのは僕の真上に立っているドラゴンだった…


「オプシティドラゴン…伝説の五龍の一匹…光と闇を両方持つドラゴン…」


 明らかにラルフは動揺していた


「オプシティ…ドラ‥ゴン…」


「タルト君…タルト君」


 タルトの頭に直接誰かが話しかけてくる…


「誰?誰なんですか?」


「私です…あなたの真上にいるオプシティドラゴンです」


「え?」


 僕が上を見上げるとオプシティドラゴンもタルトを見下ろしていた


「タルト君…私の子供の子守ありがとぅ…もし今あなたが私の力を必要とするなら…いくらでもお貸ししますよ…」


「力を…貸してくれるの?」


「えぇ…子守のお礼です」


「なら…あの人を追い返してください!」


「わかりました…」


 オプシティドラゴンはタルトからラルフに視線を向けると口に炎を溜めはじめた。


「まさかオプシティドラゴンが出てくるとはな…予想外だ…」


 オプシティドラゴンは圧倒的な威力の魔法でラルフを追い返した…


「次会う時は覚悟しとけ!」


 ラルフが去り際にそういい残し逃げた


 僕はすぐにガイルさんキールさんレインさんのところへ走った…

 幸い三人とも擦り傷や打撲だけで済んだので一安心した…


「そちらの三人は大丈夫ですか?」


「はい、軽い打撲とかだけなので。」


「そうですか…」


「はい、あっそうだ…チビとはお別れなんですよね?」


 キュァ…


 チビが悲しそうに鳴いた…

 実際は離れたくはない

 だけどこれは仕方のないことだと心に言い付けた…


 キュァ、キュァァァァァ!!!


 チビがお母さんに何かを必死に言っているようだ…

「あのぉ…タルト君?この子が着いて行きたいと言うのですが…どうでしょうか?」


 そう言われた時、タルトは泣きそうになった


「はい、よろこんで…!!」


 チビが僕の胸に飛び込んできた!


「これからもよろしくね!チビ?」


 キュァァァ。



 こうして僕らの旅に一匹仲間が増えた


第六章END

今回はほんとに戦闘描写酷いと思いました(T_T)


改善したいなぁとは思うんですが、良い案がないですね…はいf^_^;

それに戦闘描写に入ると妙に状況説明が甘くなってる気が…


色々とアドバイスいただけたら嬉しいです


ではまた……

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