表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある人、探してます  作者: 亜差覇蚊
31/34

〜成果〜

やっと書けたぁ〜〜


見れば一月くらい書けてなかったf^_^;

ビックリですよ……


まぁ、まだまだ頑張らないといけないや


それでは本編どうぞ!

「んで、修業はどうだったんだ?」


 ガイルさんが酒を片手に、問い詰めてくる。


「はい、アリエルさんに修業つけてもらって魔法を基本に教えてもらいました」


「そうか……よし、明日の朝。俺と模擬戦な」


「お願いします!」



−−アースタット・西口広場−−


「よし、全員集まったな」


 ガイルが見渡す周りには、僕を含めて6人。

 それぞれ武装を済ませて来ている。


「よし、では今日は軽く組み手だ。適当に回すから適当に相手作れ! タルトは俺とだ!」


 僕は、ガイルさんの所へと向かう。


「よし、相手作ったか?」


 だいたいは出来ていて、あぶれたのはフィレーヌだった。


「フィレーヌ。すまないが、少し見ててくれや」


 フィレーヌは、適当な岩を見つけ腰掛けながら頷く。


「さて、なら始めますか」


 フィレーヌが、気を効かせて笛を吹く。

 それを合図に、飛び出したのは、僕だけだった。


「あれ? 皆さん?」


 キールさんもレインさんもシエルさんも、ハヤテまでこっちを見ながら動こうとしなかった。

 どうやら、見学したい組らしい。


「ギャラリーがいるじゃねぇか」


 ガイルは肩を慣らすように、腕を振る。

 2、3度振ると突き立てていた剣を抜き取る。


「準備OKですか?」


「こい!」


 ガイルの一言が、飛び出すきっかけ。

 僕は[エアムーブ]で瞬間的にガイルさんの後ろに回り込む。


「なっ? 早ぇ!」


 ガイルはすぐに体勢を立て直しながら振り向く。

 僕は一歩踏み込み、ガイルさんの足元を切り払う。

 ガイルは、切り払いによりバランスを崩す。

 僕はさらにガイルさんの足元に切り払いを放つ。

 一段目で片足立ちになっていたガイルは、両足を払われて宙に身を投げ出した。

 タルトは切り払いで払った刀を、一気に真上まで振り上げる。

 刀版のアッパーを食らったガイルは、空高くに打ち上げられる。

 タルトは振り上げた刀を納めると、一歩前に出て片手を上に向ける。

 その片手の手の平に、落ちてきたガイルの体が触れる。


「α・メビウス!」


 タルトが叫ぶ。

 タルトの手とガイルの体が触れ合う部分から、薄い緑色の光が瞬く。

 刹那。その光は一瞬で広がり、タルトを中心に大きな竜巻になる。

 タルトの[α・メビウス]により、またもガイルの体は高く打ち上げられる。

 タルトは上に突き出していた手を引くと、左手を前に翳し、右手を脇腹に添えて握りしめる。

 所謂、正拳突きの構えだ。

 そして勢いよく右手を突き出す。

 ガイルが落ちてくるタイミングとはピッタリで、思い切り吹っ飛ばすには至らなかったがダウンを奪うことは出来た。

 周りのギャラリーから、少しずつざわめきが聞こえてくる。


「やるじゃねぇか、タルト」


 ガイルはすぐに立ち上がると、土を払ってこちらを向く。


「次は、俺のばんだな!」


 ガイルは、まっすぐタルトに向かう。

 タルトは[エアムーブ]で、また後ろに回り込もうと試みたところ、真っ正面から来るガイルは直線上の移動を大剣で封じながらきていた。


「真っ向勝負!」


 タルトは回り込むのを諦めて、真っ正面から受けてたった。

 ガイルの一振り一振りはすさまじく、まともに受ければ[風鈴]もタルトもただではすまない。

 そんな攻撃の中を受け流し、交わして行く。


「ちょこまか、とっ!」


 ガイルが振るタイミングを、少しずらした。

 その一瞬は、リズムを作っていたタルトには、大きなものになってしまった。

 ぶん殴られたような痛みが、タルトを襲う。

 タルトが立ち上がり、刀を構えた時には、ガイルが目の前にいた。

 ガイルは左足を軸に体を振り、遠心力を付けた右手が、タルトの首元を掴む。

 タルトの首元を掴むと、遠心力そのままに一回転してから、上空に投げ上げる。

 タルトは投げ上げられた瞬間に、体勢を立て直すために、体を捻ろうとしていた。

 だが、それは無駄に終わった。

 ガイルは投げ上げた直後に、自身も飛び上がり、タルトの頭を上から押さえ付けるように掴んでいた。

 そしてそのまま真下に急降下。

 タルトは頭から地面に打ち付けられ、体が跳ね上がる。

 ガイルは、すぐに手を離し体勢を立て直す。


「ガイルのやつ、容赦ねぇな」


 ずっと見ていたキールがぽつりと呟く。

 レインやシエルも小さく頷く。

 この三人はガイルの勝ちを確信していた。

 だが、ハヤテだけは、タルトが勝つと思っていた。


「あいつが、あんなもんで終わるわけあらへん」


 ハヤテの言葉に、皆が振り向く。


「俺はあいつが勝つと思うわ」


 ハヤテが、そう言った時だった。

 皆の目線の前、横たわっていたタルトが立ち上がる。


「かなり……効きましたよ」


 顔をしかめながらも、ガイルをまっすぐに見る。

 そのガイルは、流石に驚きを隠せないでいた。


「ギリギリで、間に合ったんですよ」


 タルトは、自分の髪の毛を数回叩く。すると、小さな石ころが転がり出てきていた。


「グランドウォールです」


 服からも石ころが、出てくる。

 タルトはガイルの攻撃を受け止めていた。


「ガイルさん……僕は強くなりました!」


 言った瞬間、タルトの体はガイルの目線から消え、背後から触れる小さな感触に振り返った。

 そこにいたのは、右手を自身の背に当てたタルトだった。


「術式・解放……」


 タルトが、小さな声で呟く。

 その直後、淡い水色の円が幾重に展開する。


「テンペスト!」


 タルトの掛け声を引き金に、展開された円から渦巻く風が放出される。

 その風は、ガイルの体を吹き飛ばし、地面をもえぐった。


「よしっ!」


 タルトは、突き出した右手を戻し、小さく握りしめる。

 その前方では、ガイルが手を付き、立ち上がろうとしていた。


「僕の、勝ちですね」


「やられたぜ……強くなったな、タルト」


 ガイルは、自身の大剣を支えに立ち上がる。


「これからも、よろしくな」


 ガイルは、タルトに手を差し延べる。

 タルトはその手を握り返し、ガイルの顔を見て頷く。


「また、チームとして!」


 タルトがそう言うと、二人は握手していた手を離し、ハイタッチした。


第三十一話 END

終わったぁ〜

そして、書き出さなきゃ〜


頑張ろう。


皆〜

私に書くための元気を〜〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ