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3-9

チーズフォンデュを食べ終わり、皆は一息ついていた。

普通の家ならば無いが、この家には特別にbarがあった。

1980年代アメリカ風のカウンター。

ワインラックやシェルフに様々な酒が置いてある。

そこでとうが酒を飲んでいた。

どうやらウィスキーらしい。

琥珀色の液体が煌めいたのが見えたから俺はそう感じた。

傍に行って話しかける。

「よぉ」

俺は挨拶をする。

「…」

とうはグラスに入った液体を飲む。

「俺も飲もうかな、何が良いと思う?」

「さぁな、好きなの選べばいい」

「赤ワイン、ビールに、ノンアルコールもあるのか」

俺は棚に入ってる酒を選ぶ。

「氷は探したが無かった、ぬるいが不味くはない」

「へぇ」

俺は適当にグラスに赤ワインを入れる。

「僕は席を外そうかな」

「待ってくれ、一緒に飲まないか?」

「驚いたな、警戒してると思ったが」

「別に、完全に無警戒って訳じゃない。

でも、こうして一緒に居るんだ。

仲良くしても悪くないだろ?」

「変な奴」

「グラスを鳴らそう」

「いいぜ」

「乾杯」

俺はとうのグラスに軽く当てる。

すると大人びた音がした。

「乾杯」

とうはグラスを当てられた後、ウィスキーを飲んだ。

「人が集まると思うか?」

俺は尋ねる。

「微妙だろう」

とうは答える。

「なんでそう思う?」

「ガラスの羽が減ってる、これは誰かが死んだ…そういうことだろ…なら確実に誰かは人を殺してるってことなんだからな」

「…」

「お前じゃ…ないだろ?」

「さぁな」

実際は俺も関わってるがそれは口にしなかった。

「そんな状況だから、罠だと疑って来ない者、仮に来ても敵対する者。そもそもこんな風に集まるの事態が奇跡だと僕は思う」

「とうは来てるじゃないか」

「ふっ、確かに。

希望は捨てる必要はないかもな」

とうは笑っていた。

「ん…」

俺は何だかぼーっとしてくる。

「どうした?」

「腹も満たされたし、酒も飲んだせいかな。

少し眠くなってきた」

「そうか、2階に行くといい。ゲストルームがある。

そこで寝たらいい」

とうが教えてくれる。

「ありがとう」

俺は2階に向かう。

寝室とゲスト室に別れていた。

寝室は1つだけだが、ゲスト室は10個あった。

恐らく、寝室はみやこの部屋だろうと思う。

だから俺はゲスト室に入る。

ゲストの服を収納できる分のクローゼットが

ゲスト室はホテルの一室のような雰囲気

部屋にベット、机、浴室、トイレがあった。

ユニットバスのように一緒ではなく別々。

他の部屋もきっと同じだろうと思った。

中からカギがかけられるようで、

安全対策は少しはあるようだった。

襲われるかもしれないが、

後であらいが来るかもしれない。

だから俺はカギを開けてベットに眠る。

寝るのが早すぎたか、俺は深夜に目を覚ましてしまう。

「…バカ」

寝言でそんなことを言ってる。

本当は起きてるのかもしれないって思って何だか可笑しくて少し笑った。

隣ではあらいがいつの間にか寝ていた。

やっぱり来ると思ってた。

彼女は俺の心配をいつもしてくれるからな。

テーブルには置手紙があって、

一言、不用心って書かれていた。

あらいのために部屋を開けていたことに関してだろうと思った。俺が寝てる時に襲われたら確実に殺されるからだ。

けれど、最初に入ってきたのがあらいだったので俺はまだ生きてる、ということだろう。

運がいい方かもしれないな、俺は。

暇なので探索することにした。

2階は寝てるゲスト室以外は変化を感じない。

なので3階へ行けそうだったので行ってみることにした。









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