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役立たずと言われて冒険者を辞めようとしていた僕を拾ったのは、街で最強のパーティーでした。 64
アイギスの征戦までに集められた魔導士は三五九五名にもなり、現役引退あわせた魔導士だけでなく、住人のうち魔導適正のある者も多く志願した。ハルジオンに残り、自らの手でハルジオンの平和を勝ち取りたいと名乗りを上げた人達だ。ウルエは連日クプンマを貸しきり、作戦の詳細を説明して、手を貸してもらえるように頼み込んだ。
パメラの訓練も、早朝から日暮れまで連日おこなわれていた。
訓練していたらルーデシアのことを考えなくていい。アンナロッテの言葉は嘘で、遠目にアイギスの訓練も見えるため、どうしても意識してしまう。でも、悲しみに暮れるような痛みではなく、一緒に訓練に励んでいるような温もり。前向きな意識だった。アンナロッテの無茶苦茶な訓練をこなせたのは、そういう意識の変化も大きい。
アダマス鋼のゴーレムも普通のゴーレムと変わらないくらい自由に扱えるようになり、アンナロッテの地獄の特訓は征戦前夜に終了した。




