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10:00

夢衣へのプレゼント、本当にどうしようか…。


俺は七海にもらったアドバイスを頭の中で整理しながら、開店直後のデパートでウィンドウショッピングをするけれどこれと言うものは浮かばない。


けど、この時間が夢衣にとって嬉しいものと七海に教わったのでじっくり選んでいると自分の好きなスポーツブランドが目に入り、欲しいと思っていたスウェットが視界に飛び込んできて自分の体を吸い寄せられてしまう。


来虎「…欲しい、けど。」


俺は思わず本音を口から漏らすと、少し遠くにいた店員さんが駆け寄ってきて色展開を説明してきた。


俺はその色展開も、裏起毛も、このブランドでは珍しい袖にロゴの刺繍が入っているのも、知っていたけれど説明を全部耳に入れながらずっと見ていたいスウェットを眺めていると店員さんは少し小さめで淡い色味のものも出してきた。


「こちらの色味はレディースのものなんですけど、XXLであればギリギリ入るかと思うんですよね。」


と、だいぶギリギリを攻めた店員さんは気に入った色味があったら倉庫から出してくれると言ってくれたので、色味が暖かく感じたキャラメルクリーム色をお願いして試着させてもらうとギリギリ着れるサイズ感だった。


「お兄さんの筋肉質な体がスウェットでも強調されていて素敵です!デザインはレディースメンズどちらも一緒なんですがこのお色味はレディースのみになっているのでサイズが合う方はカップルコーデにも使われますよ。」


また、店員さんの営業トークが始まり俺は目的のものを買っていないで自分の欲しかったものを買ってしまっていいのかと考えていると、七海のアドバイスを思い出した。


来虎「…じゃあ、このキャラメルクリームとストロベリーミルクのMサイズをプレゼント用に。あと、このナイトブルーのXLを自宅用で包んでもらっていいですか?」


「ありがとうございます!プレゼント用は2つに分けますか?」


来虎「いえ。1つにまとめてください。」


「はいっ。少々お待ちくださいね。」


そう言って店員さんは少し楽しげに倉庫に向かい、新しいMサイズのスウェットを持ってきてくれた。


「あのー…、付かぬ事をお伺いするんですが。」


来虎「あ、はい?」


「こちらはクリスマスのラッピング紙で包装してよろしいですか?」


来虎「はい。お願いします。」


「…こちら、恋人の方にお渡しするんですか?」


来虎「え?いや…、違いますけど…。」


「そうなんですね…。どうしよっかな…。」


と、店員さんはなぜか悩まない箱詰めに頭を悩ませ始めた。


来虎「相手は女性なんで可愛らしく入れてもらえれば大丈夫です。」


「あ!そうなんですね!それなら任せてください!」


俺の一言で悩みが晴れた店員さんはテキパキとラッピングして俺にずっしりと重みのある紙袋を渡した。


「ハッピーなクリスマスをお過ごしください。お買い上げありがとうございます!」


最後までおしゃべりだった店員さんに俺は頭を下げ、しっかり夢衣のクリスマスプレゼントを買えた俺はそのまま莉李に頼まれていた惣菜を買いに食品売り場へ向かった。



環流 虹向/ココのさきには

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