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女顔が異世界へ!?  作者: 青猫
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女顔の男子高校生が異世界転移!?

 1.女顔の高校生

「はぁ~、疲れたな…」

 何ひとつとしてかわらない普通の日常、口では疲れたとそう言いながらも心の中では充実した毎日を送っていることをしみじみ感じている学校帰りの高校生である僕の名前は 白夜 雪 と書いて、しろやゆきという。


 僕はごく普通の男子高校生にしてはなかなか珍しい特徴を持っている。


 それは…すごく女顔である。


 この特徴が損なのかはたまた得なのか自分には分からないのがこれまた悩み事のひとつだ。


 中学の卒業アルバムのクラス写真ではクラスの女子に女装させられて、しかもがっつりとメイクもさせられた。


 そんな僕は物静かな性格で俗に言う陰キャラだ。


 ゲーマーであり声も小さくシャイでナヨナヨしたそんな僕がクラスで目立つのはやっぱりこの容姿のせいなのだろうか、知らない同学年に名前を知られてた時は驚いたりもした。


 高校は自分の学力にあった高校を選びたまたま男子高校へ通うことになった。


「中学の時みたいに女装なんかさせられないだろう男子高だし」と思っていたけどもっと違った問題に直面した…


 それは男子校の生徒は女子に飢えている、つまり女顔の僕は絶好の的である。


 噂ではあるが僕と付き合えるとか言ってた生徒がいたりするらしい、一部は危ないが周りは全員男子なので何かと学校生活は充実していた。


 電車通学なので学校から約20分で最寄り駅についた。


「やっと家に帰れる」


 最寄り駅から家まで徒歩10分早く家に帰ってゲームがしたいそんな気持ちで毎日帰っている。


 いつものように帰り道である商店街を速足で帰っているとふと目に止まった、商店街にゲームショップができていたからだ。


 そこは元々駄菓子屋だった場所だ、小さい頃友達とよく通っていたが僕が中学生になる頃にはそこの駄菓子屋さんはシャッターがずっと閉められていてもう駄菓子屋が開いているのは見ることが無かった。


「こんな所にゲームショップっていいセンスしてる」と皮肉を小声で言いながらも内心近場にゲームショップができたのは嬉しかった。


 小さな商店街にゲームショップができたなら入るしかない僕には十分過ぎる誘惑だった。


 中に入ると店員さんはレジにはいなかった裏で在庫整理でもしているのだろうと思いながら店内を見回したレアなレトロゲームから最新のゲームまでかなりの品揃えで驚きながらもじっくりと眺めていた。


「ここの店長さんのセンスは神様なのかな?」


 そんなこと言っていると、パタンッと音がした。


 音の先を見るとゲームソフトのパッケージが綺麗に陳列されていた場所から落ちていた。


 もちろん見て見ぬふりもできずに拾って元の場所に戻したその時目の前が真っ暗になった。

















 

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