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真・恋姫†夢想~三国無双の血を引くもの~  作者: 疾風海軍陸戦隊
出会い編
3/63

再会

とある道を賊の討伐が終わり、故郷である天水に帰る者たちがいた。

その先頭にいるの袴に下駄。更には羽織りを被って巨乳をサラシで巻いた女性張遼こと、霞と、赤い髪に赤い目をした2本のアホ毛が特徴の少女呂布こと恋だった。


「いや~やっと賊の討伐が終わったな。そうやろ?恋」


紫髪の少女は恋という赤髪の少女にそう聞いた。


「うん・・・・・」


だが恋の反応は薄かった。


「どうしたんや?この3か月程上の空やで?」


「なんでも・・・・ない・・・」


そう言う恋だが・・・・・


(それにしても恋の奴変わったな・・・・・3か月前、1週間、何処かに居なくなってふらりと戻ってきたと思うたら、なんか雰囲気が変わってたな。今まで箸がちゃんと持てなかったのに今はちゃんと持てたり、自分で料理とか作ったり・・・それに恋の顔たまに母親のような顔になったりするときがある・・・・・・あの1週間何があったや?)


そう思いつつも二人率いる軍隊は董卓のいる天水に向かった。







「どう?詠ちゃん。あの人は目を覚ました?」


「それがまだよ。それにこれあいつの持ち物だけど・・・・・」


そう言い詠が見たのは吹雪の持ち物だった。


「この変わった剣はともかく、これね月、彼が使っていた鉄の棒って・・・・」


「うん・・・」


「なんか引き金があるから弓のようなものか?・・・・・」


詠がっ触っていたものは、吹雪の使っていた九九式小銃だった。そしてそれを見た華雄はそれを見て弓の種類かなんかと聞いた。


「いったいなんなのこれは・・・・」


「ん?詠ちゃんこれって・・・・」


と、月という少女は何かを手にした。それは写真だった。


「これは・・・・・絵かな詠ちゃん?」


「それにしてもよくできているわね・・・・・てこれは!」


「どうした賈駆・・・・・これは・・・・」


と、詠と華雄は写真を見て驚いた。するとそこへ・・・・


「帰ったで~、て、どうしたん?二人ともそんな紙を見て驚いて」


と、賊討伐から帰ってきた霞が来た。


「霞・・・・そう言えば恋はどうしたの?それにさっきまで屋敷にいたねねの姿が見えないし・・・」


「ああ、恋はここに着いたとたん『なんか懐かしいにおいがする』ってわけのわからん事いうてどっかにいったわ。ねねはさっき会ってな、恋を探しに行った。それよりどうしたん?」


「それがですね・・・・・」


月はそれまでのことを話した。


「なるほどな~そんなことがあったんか・・・・で、その紙がどうかしたんか?」


「霞さん・・・・この絵を見てみて…」


そう言うと月はその写真を霞に渡す。


「こ、これって・・・・・・恋やないか!?」


そう、その写真に写っていたのは白い服を着て赤ん坊を抱いた恋の姿だった。




そのころ恋は屋敷の廊下を歩いていた。


(なんだろ・・・・・何か懐かしいにおいがする・・・・この懐かしい感じは…何?)


恋はまるで誰かに呼び出されるようにそのまま廊下を突き進む。この先に何か大切なものがいるような感じがしたからだ。

すると屋敷の侍女にあう。


「あ、呂布様・・・・どうかされましたか?」


「・・・・・・この先に・・・・・だれか・・・いる?」


「え?あ、はい。先ほど董卓様を山賊から救ったという方がこの先の部屋にいるらしいですが・・・・・」


「わかた・・・・・ありがとう・・・・」


恋は侍女に礼を言うと、その部屋に向かって進んだ。そして彼がいるという部屋に着いた。


「ここ?・・・・・」


そしてドアを開いた。恋が見たのはベットに寝かされた一人の少年がいた。彼女にはその少年に見覚えがあった。


「っ!?・・・・・総司・・・・・」


そこにいたのは私が愛した人・・・・でも総司じゃない。もしかして…この子は‥













トントントン

台所で何か料理をする音がする・・・・・その台所では一人の女性が料理をして俺は3歳くらいだろうかテーブルに座っていた。すると女性は振り返り、微笑みを浮かべ


「吹雪・・・・・待ってて‥…ごはんもうすぐ・・・できるから・・・・」


そう言っていた。


(これは・・・・・夢か・・・・あの女性は・・・・もしかして…母さんか・・・)


俺は母さんをあまり知らない・・・・・祖父からどんな人だったか聞いたことがある。祖父が言うには「純粋でとても優しい娘だった」とのことだった。でも、なんで母さんは出ってしまったんだ‥‥そして辺りは光に包まれた…



「うっ・・・・・ここは・・・・」

目が覚めるとそこは見知らぬ部屋だった。俺はどうやら過度のストレスで倒れたらしい

そりゃそうだろ、人を助けるとはとはいえ初めて人を殺したんだ・・・・・

血だって怪我してちょっと流れたのを見たことがあるくらいだ人を2人も殺してその死体を目の当たりにすればそりゃかなりのストレスがかかるだろ・・・・

辺りを見渡すと部屋のドアの所に、赤髪の少女がいた。そして彼女は目を見開きそして…


「・・・・総司・・・・・」


なんで・・・・・彼女が・・・・父さんの名前を…もしかして・・・・・


「なんや恋ここにおったんか~おっと・・やっと目が覚めたようやな♪気分はどうや?」


すると、紫髪の女性と緑髪の女性、そして少し目のきつい銀髪の女性が入って来た。


「起きたようね?」


「……おかげさまでな……」


「うむ……何処か身体に異常はないようだな?」


「あぁ………」


「早速だけど、名前を・・・・ってどうしたの恋?」



「・・・・・・吹雪・・・・・」


「え?恋どうしたんや?」


すると吹雪は・・・・・


「も、もしかして・・・・・」


すると恋はにっこりと笑い・・・


「大きく・・・・・なったね・・・・吹雪・・・」


「大きく?どういうこと恋?こいつあなたの知り合い?」


「・・・・・母さん・・・・」


「「「え?母さん!?」」


いきなりの事でその場の全員がおどいた。


「どういうことなんだ呂布!?説明しろ!!」


華雄が恋に問い詰めると・・・・・


「この子は・・・・・・吹雪・・・沖田吹雪・・・・・・恋の・・・・・大事な息子・・・」



「「「えー!?息子!!!」」」


いきなりの息子宣言に3人はびっくりして声を上げた。


一方


「恋殿~恋殿~どこにいるのですか~」


彼女の軍師である陳宮はまだ屋敷をさまよっていた。





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