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真・恋姫†夢想~三国無双の血を引くもの~  作者: 疾風海軍陸戦隊
出会い編
1/63

始まり

俺は沖田吹雪高校1年生だ。俺は今祖父の倉庫から剣を探していた。

夕方に祖父と剣術の修業をする予定だったからだ。


「結構重いな…この荷物・・・」



父さんは俺が7歳のころ交通事故で亡くなり俺は祖父の家に引き取られた。

俺は母さん事はあまり知らない。祖父の話では俺が4歳の時に出ていったそうだ。

ただ、俺は前に母さんの写真を祖父から見せてもらったことがある。赤い髪に赤い目が特徴の女性でとても優しそうな眼をしていた。いまはどこでなにをしているのだろうか・・・


「それにしても、じいちゃん・・・・元軍人とはいえ、すごい武器を持ってるな・・・これ、本物のライフルと拳銃だぜ」


俺が倉庫から見つけたのは、祖父が現役時代に使っていたという、「有坂式九九式小銃」だった。しかも銃剣と弾薬付きの・・・・・

九九式は三八式歩兵銃の後継銃で、6・5ミリ弾から対物強化のため他の西洋列強と同じ7・7ミリ弾となっている。一般的に九九式は「粗悪銃」なんて言われているけどそれは戦争末期の話であり、完成して生産された最初は高性能な威力を発揮し、戦後では誰が言ったか知らないけど「キング・オブ・ボルトアクション」なんてて呼ばれている。

他に見つけたのは、旧日本軍が使っていた南部一四年式拳銃だった。


「なかなか見つからないな~ってこれか?」


俺は埃をかぶった一振りの軍刀を見つけた。たぶん祖父の言っていたのはこれだろう。俺は鞘を抜くとそこには新品同様みたいに輝いている刀身があった。


「やっぱり日本刀はきれいだな‥‥」


俺がそう思っていると外から・・・


「吹雪!まだ見つからんのか!!早くせぬと素振り一〇〇〇回追加じゃぞ!!」


祖父の怒鳴り声が聞こえた。普段は優しいが修行となると鬼のように厳しくなる。


「やっべ!すぐに行かないと はい!今行きます!!」


と俺はその場を後にし祖父の所へ向かおうとしたが、その瞬間急に辺りが光り出した。


「な、なんだ!?」


吹雪が驚くもそのまま光に包まれ、収まった後には吹雪の姿は消えていた。


「やれやれ・・・とうとう行ってしまったか・・・」


誰もいない倉庫に一人の老人が入って来た。


「刀だけでなく、わしの九九式や南部それに軍服や連隊旗までもが消えている…まあ、旗はあやつのかばんに入ってると思うがな・・・・・」


老人は、倉庫から出て空を見上げた。


「吹雪よわしはお前に教えることはすべて教えたつもりじゃ。そして今外史の扉は開た。あとはどうするかお前次第じゃぞ。がんばれな・・・・・それとお前の母によろしくな」



老人はそう呟くのだった。


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