第57話 結果発表!
「さあ、レース終了となりました!現在最終集計中ですが今回も熱い戦いとなりましたね!」
「ソウネ、熱すぎて脱いじゃったね」
「えーっと、脱いだのは……その……頭の……あれですか?」
「ソウネ、ヅラを脱いだよね!あれ?私のヅラ、どこ行ったんだろうね?」
「さあ、リッキーさんのヅラの行方も気になりますが、レースの行方の方がもっと気になります。手元の速報値ではヒース選手がなんと30ポイントを記録しているようです。他の選手は10人程度と伸びていない様子ですが、最終集計が待たれるところです」
「ソウネ、ヒースが30ポイント記録している時点でかなり有力だよね。でも速報値は一時間前の記録だし、もしかしたら無効ポイントもあるかもしれないよね」
「そうですね。また、今回は有力なトップ選手に女性が集中するのではないかと思われたレースでしたが、やはり予想通りの展開になったようです。今年の参加は一万人を超えていますがほとんどの選手が相手を見つけられずに棄権したようです」
「ソウネ、寂しい話だけどこれが現実ね。ポイントを得られたのはトップ選手10人ほどみたいね」
「はい、そのトップ選手以外は全て棄権となってしまったようです。これについてどう見ますか?」
「ソウネ、まあ、女性から見て魅力的に映る男が少なかった、そんなところなんだろうね」
「さあ、そろそろ最終結果の発表です!」
「皆の者!待たせたな!」
再び眩い光が会場を照らしダイヤー王の声が響く。
「それでは結果発表を行う!」
観客席から地鳴りのよう歓声が上がる。
「第10位!クリソ・ソベリ!8ポイント!」
「第10位はクリソ・ソベリが入りました。新興貴族の中でも最近力を持ち始めたソベリ家の長男クリソ。今後の活躍が期待されます」
「第9位!ライト・アレキサンド!9ポイント!」
「第9位はライト・アレキサンド。豪商アレキサンド家の一人息子ライトでした」
「第7位!ゾイ・ソナール!10ポイント!同じくタンザ・ゴニア!10ポイント!」
「第7位は二人ですね。ゾイ・ソナール、タンザ・ゴニア。二人はプライベートでも仲が良くこのレースの前にスッポンを食べに行ったようです。二人仲良く第7位です」
「第6位!ジルコン・アブローリ!12ポイント!」
「第6位はアブローリ家よりジルコン君。これにはアブローリ大臣もニッコリです。次回は大いに期待しましょう」
「第5位!アメジ・サーナル!14ポイント!」
「第5位は最年少アメジ・サーナルでした。ああっと、悔しそうに帽子を地面に叩きつけています!」
「第4位!コーラル・ステボビッチ!15ポイント!」
「第4位はコーラル・ステボビッチです。野人の愛称で知られる彼にかかると女性は骨の髄までしゃぶられてしまうと有名です。特異な性格が災いしたのか伸びませんでした。さあここから第3位の発表です!」
「第3位!トルマー・アドミラル!20ポイント!」
「第3位はトルマー・アドミラルが入りました。おおっと高く手を挙げて観衆に応えています。ミスターレースの名を欲しいままにしてきたトルマーですが今年は惜しくも3位という結果です。さあ、第2位は?」
「第2位!オパル・スフォルツ!25ポイント!」
「第2位はなんとオパルだ!初出場ながら第2位は立派!一時間前の速報値では15ポイントと伸び悩んでいましたが一時間で10ポイントも稼いだことになります!これは驚異的!次回の最有力候補になることでしょう!」
「そして栄えある第1位!」
「おおっとドラムロールが始まった!ダイヤー王から新たな王を受け継ぐのはだれか!」
「第1位!ヒース・ヒロイズ!40ポイント!」
「出たあ!ついに40ポイントの大台に乗ってきたあ!ヒースやりました!優勝です!念願の優勝を果たしました!おおっと会場からは早くもヒース王コールが聞こえます!おめでとうヒース!感動をありがとうヒース!」
「俺の名前出なかったよな……」
「ソウネ」
「キャサリン、似てねえよ」




