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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
里緒菜の章

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ハルマゲドン世代

10月14日


きゅうに、さむくなりましたねえ。

あれか。

隕石でも降ったんだろうか。

そういえば、昨晩は降っている音がした気がします。

デーブインパクトだか、ハゲマルドンだかっちゅうやつですな。

めがねトルネードも使えれば、かんぺきだ。

うむ、いかん。

さむいと血圧が上がらないから。

ボンワリして、あたまがちゃんと起きていないようだ。

こんな時にはクマなら寝てしまうところですが、いかんせん。

さむくてよく眠れるからって、寝てばかりいられないのが人間のつれえところです。

コーヒーを飲んで、でかけます。


外へ出ると、空はやっぱり灰色で。

隕石だな。

とりあえず、食糧を確保するためにスーパーへむかいます。

スーパーはすでにバリケードで囲まれていて。

簡単にはさむくならないようにされています。

準備のよいことだ。

ぼくは業者に電話してバリケードを浅間山荘してもらおうかと思いましたが、ふつうに開いたのでやめました。

サービスがいいな。

そんなことでは世紀末を生き残れないぞ。

とりあえず、おにぎり。

うめ。

おかか。

お茶。

あと、2円の袋もください。


食糧を確保したら、電車に乗ります。

隕石でさむいからって家で寝ていられないのが、人間のつれえところです。

駅ではデブでハゲの人がめがねをさがしながら、電車にぶつかってあたまがおかしくなっちゃった!とか話していて。

たいへんですね。

なんたって、隕石ですからねえ。

ぼくはあたまがおかしくなっちゃった人に2円の袋をかぶせてやりました。

これならハゲでもさむくない。

めがね、みつかるといいですね。


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