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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
トビウオツッピンピンの章

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第578回 北海道中膝栗毛

3月3日


とびらをあけるとあめのせかい。

ほう。

きょうはあさからずっとこのかた。

イヤーホンで。

おんがくなぞきいて、おったもので。

ついぞきづかずいたもんだ、なんまいだ。

きょうはあさからずっとこのかた。

おんがくなぞきいて、おったもので。

デンチももうないことですし。

おんがくはやめて、でかけますか。

あめだけどあえて、でかけます。


ヘヤの玄関にはボロがさ1ぽん。

ついにでばんか。

つれていけ。

しきりに主張をしとるとですが。

いな、君にムリはさせられない。

ぼくは冷蔵庫から新品の。

しろいかさをとりだします。

君のでばんはきっとくる。

いつかそのひはきっとくる。

それまでそこでまってイナサイ。

あめのせかいへでかけます。


あめのせかいでは、ウシ飼いの方が。

ウシのおしりをはたいていなさる。

あちらは駅の方角だから。

ウシを電車にのせるきなんだ。

あえてこんなあめのひに。

ウシを電車にのせるきなんて。

あえてこんなあめのひに。

ウシのおしりをはたくだなんて。

ウシ飼い方はたいへんだな。

ぼくはウシを飼わなくてよかった。


あめのひの電車にぼくはゆられて。

後部車輛では、ウシがブモー。

びみょうにここはウシくさい。

この電車。

北海道までいく気だろうか。

とんでもない。

バターサンドもバターあめも。

あめのひにはおことわりです。


海がみえたらぼくはおりるが。

みなさん道中お気をつけて。

ご縁があったらまたあいましょう。

そしてそのひはきっとくる。




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