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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
おめで鯛の章

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第523回 サムライーヌ

1月17日


ひげをびりびりそりながら。

日本では、むかし。

あたまのまんなかをハゲにする。

きまりがあったのだよなあ。

そんなことをおもいます。

いまのカナダは、かおのまえだけ。

ひげをびりびりそればいい。

いまのカナダはらくちんです。

ぼくはカナダにうまれてよかった。


犬はかおじゅう、ひげでぼうぼう。

朝はきっと、たいへんですが。

犬にはそういうしゅうかんはない。

犬のしゃかいはぼうぼうでよい。

犬のしゃかいはらくちんです。

ひげをそるのは。

犬のかいしゃのひとだけです。


日本の犬は、どうなのかな。

日本では、むかし。

あたまのまんなかをハゲにする。

きまりがあったはずですが。

武士のしゃかいはきびしいので。

きまりをまもらないといけない。

犬なんてぼうぼうだから。

きっと、打ち首になってしまうにちがいない。


いまの日本人は。

あたまのまんなかをハゲさせないらしいですが。

人類は進歩とともに、犬にちかづく。

みらいはきっとぼうぼうです。

犬のしゃかいはすすんでいます。


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