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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
ナックルパンチをおみまいする章

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第502回 時は戦国

12月27日


しらないうちに。

ぬいだかわがたくさん、つもってしまって。

ちょっとした。

すみかになっておりまする。

それは、のらうさぎさんや。

のらたぬきさん。

のらパピヨンさんなぞにはよほどほどよい。

すみかであろうとおもわれまするが。

ここはぼくのすみかですので。

のらうさぎさんや。

のらたぬきさん。

のらパピヨンさんなぞのすみかにされては。

いただけない。

かたじけなければなるまいな。

このところ。

いそがしいのでぶしょうして。

そういえば。

ひげもだいぶん、のびておる。

かがみのなかの三国ぶしょう。

男前。

うーん、関羽どの。

とりあえず。

きょうはいそがしいのでかたじけない。

いそがしいのででかけます。


関羽どのは自転車にのり。

けちらしながらすすみますが。

おや。

なにかを轢きました。

なんでしょう。

パスタじゃないか。

天下の往来にパスタがおちているなんて。

孔明のわな。

もといもとい。

イタリアじんの策略です。


どうも師走はいそがしいので。

よのなかが。

ぶしょうになってどうもよくない。

みんながみんな。

ひげがのびては。

のらうさぎだか、関羽どのだか。

イタリアじんだかわかりゃあしない。

みなさん、いそがしくてもひげはそって。

パスタはちゃんとかたじけませう。

ことしのよごれ、ことしのうちに。


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