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第455回 地球亡命軍
11月10日
ボメー、ボメーとおとがしている。
ひつじですか。
ひつじがおるのでしょうか。
ボメー、ボメーとおとがしている。
ひつじのおとがしております。
ぼくはボメーのしょうたいを。
確認したいところですが。
ひつじはとてもおくびょう。
ぼくがおきたらおどろいて。
きっとたちまちにげてしまう。
ボメーがいなくなってしまう。
しかたないのでねています。
ねむくないけどねています。
ヒャンヒャンヒャンと犬がなく。
ボメーのおとはピタリとやんで。
ああ、ひつじがにげてしまった。
犬におどろいてにげてしまった。
犬め。
ねている理由もなくなったので。
ぼくもようやくおきられます。
おはようございます、おはやいですね。
どれ。
ボメーのしょうたいを見にいくかな。
どうせ洗濯機か、戦車かなんかだ。
あと、犬をなでたり。
コンビニにいったり。
おきたらやることがいっぱいだ。
考えたらつかれたのでまた、ねることにします。
おやすみなさい。
ねたらまた。
ボメーのひつじがやってくる。
ボメー、ボメー。
ボメー、ボメー。




