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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
セプテンバーの章

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全日本ライスボウル選手権

9月30日


今日は、おにぎりがなくて。

いつもおにぎりのある棚は、今日にかぎって、すっからかん。

なにもない。

なんだろう。

歩きすぎて、ロシアのスーパーのでも来てしまったのだろうか。

ぼんやりしていたから。

それともあれか、おにぎりまつり。

おにぎりをこう、ぶつけあう。

毎年、死傷者が出ることで有名な。

投げすぎたんだな。


あるいは。

むかしむかし、おじいさんといじわるなおじいさんがいて。

いじわるなおじいさんはおじいさんの真似をして、ねずみの穴に、次々とおにぎりを投げ込みました。

入れすぎだ。

いくらねずみ王国にお呼ばれしたいからって。

全部入れれば確率はたしかに上がるかもしれないが、三個入れてダメなら、あきらめなさいよ。

そのおじいさんの子孫が、このロシアのスーパーの、店主。


キレたねずみたちに、島流しにされてしまったんだな。

人に歴史あり。

今度、犬が鳴いていたら、掘るといい。

そう言ってぼくは、店主にブルドーザーの鍵を渡しました。




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