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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
イロマンゴアイランドの章

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第417回 君が壊れた。

10月3日


これはもう、なおりませんぜ。

ロボやのおにいさんがお手あげだという。

いままでも。

ロボやのご主人になんども。

つぎこわれたらもう、なおりませんぜ。

つぎこわれたらもう、なおりませんぜ。

そういわれつつ。

まいかい。

なんとなく、なおしてもらってきたのであるが。

なおりませんか。

ざんねんだな。

よいロボだったのだが。

うん。

ざんねんだな。


ロボやのおにいさんは、ロボをあけて。

ほら。

ここのピンゾがこんなにへっちまってる。

これはもう、なおりませんぜ。

せつめいしてくれます。

ピンゾがなにかはわからないが。

ロボやのおにいさんがそういうのなら。

なおせないのだろう。

ロボやのご主人も。

つぎこわれたらもう、なおりませんぜ。

いってましたし。

なおりませんか。

ざんねんだな。

よいロボだったのだが。

うん。

ざんねんだな。


ロボやのおにいさんはロボをしめて。

かえしてくれます。

ぼくはどうもとお礼をいって。

ロボやをあとにします。

どうろにでて、ロボにのると。


なおってるやんけ。


なおってるやんけ。


おにいさん、スゲー。

ロボやのおにいさん、スゲー。


あけてしめたのが、よかったのか。

みなさんも。

ロボがこわれたら、あわてずさわがず。

まずはあけて、しめてみませう。

あんがいなおる、かもしれませんぜ。


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