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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
セプテンバーの章

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オバマ月に帰る

9月24日


マンションの前に、大きな俵が、3つ。

空いている半分のが、1つ。

米だろうか。

新米の季節ですからね。

大きなマンションだし、たくさん米を食べるのだろう。

米をたくさん食べれば、こんな風に大きくなることができる。

おすもうさんなんかも、米をたくさん食べますからね。

リキシマンションだ。

それとも、これは年貢だろうか。

大きな俵が3つ、空いている半分のが、1つ。

3.5も納めるなんて。

リキシは金持ちなんだな。

ブルジョワジーめ。


これだけ大きいと、運ぶのもたいへんだな。

リキシでもなきゃ運べません。

むしろ、リキシが入っているんじゃないか。

今年から、年貢はリキシで払え。

うん、言われたら困るね。

リキシを育てなきゃいけない。

リキシを育てるには米がいる。

米を育てなきゃいけない。

二度手間です。

効率的じゃない。

やっぱり年貢は米のほうがいいな、よく考えられているものだ。

あるいは、空輸するのかもしれないな。

ヘリコプターでこう、吊り下げて。

バラバラバラと。

秋の空に、米の俵を吊り下げたヘリコプターが、バラバラバラ。

1個は開いているから、どんどんこぼれて。

秋空にきらめくライスシャワー、バラバラバラ。

いいねぇ、幻想的だ。


到着した基地では、年貢が0.5足りないといって。

リキシが怒られるんだ、きっと。






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