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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
そして季節は巡り、再びの葉月の章

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第382回 常日頃 不満に思っていることなど

8月29日


また。

くつのヒモをふんでしまった。

ほどける。

ほどけたところで。

どうという、ことはないが。

あるくたびにこう。

ぱしん、ぱしん、とおとがして。

ぐあいがわりい。

基地にせんにゅうするときなぞに。

ぱしん、ぱしん、とおとがして。

こまります。

このヒモ。

いるんディしょうか。


21せいき。

平成の御代になってもまだ。

くつには、ヒモですが。

いったい。

いつになれば、なくなるのか。

ロケットが月にいく時代に。

いまだにくつはヒモでしばるだなんて。

宇宙人にわらわれます。

かえるべきです。

チェインジ。


ラーヌンがおちていて。

ぼくはおもいます。

さいしょにくつをつくったやつが。

ラーヌンに、しなくていかった。

ヒモに、してくれていかった。

さいしょにくつをつくったやつに。

ぼくはかんしゃします。

とおくにきこえるパトカーのおと。

くつのヒモをラーヌンにしたやつが。

反逆罪でたいほされる。


このようにして。

日本の伝統は、ながらくまもられているのディス。


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