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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
そして季節は巡り、再びの葉月の章

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第370回 いや、普通に秋でいいんじゃないんですか?

8月20日


あさがすっかり、くれくなりまして。

プレスリーがうたっている。

へんなものがあるいている。

すれちがうのは。

バイクや、バイセクルにのった。

ロボットばかり。

ああ。

そうですか。

なつももう、おわりですね。

まだ。

うみとか。

プールとか。

バレーボールとかやっていないのに。

やっていなくてもなつはおわります。

さびしくなります。


なつがおわったら、どぅなるというのか。

プレスリーがうたったり。

へんなものがあるいていたり。

すれちがうのが。

バイクや、バイセクルにのった。

ロボットばかり。

うみとか。

プールとか。

バレーボールができなくなる。

それはみればわかりますが。

そうなることを、なんというのか。

なんというの、だったろうか。

なつがあまりに、すばやくすぎて。

なつがあまりに、すぐおわりすぎて。

おもいだす間に、きてしまった。


ヴィオロン。

ちかい。

これはちかいぞ。

ちかいきがする。

だがちがう。

プレスリーがひくのは、ヴィオロンではない。

だからちがう。

おもいだせぬまま。

おとずれてくる、きせつのなかに。

たたずむぼくに、ボールがポン。

むこうぎしでロボが手をふる。

ロボめなかなか。

味なまねを。

ロボ満面の、得意顔。


そんなやさしさはいらない。

ぼくは川面に、ボールをスパイク。

はたきこみます。

ロボがしょんぼり、川をみつめる。

ああロボよ。

ぼくはおこってしまったのではないんだ。

ただ、なんとなく。

ものがなしくて。

これからのきせつは、きっとこう。

さびしいきもちがつづきます。


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