第364回 キック正宗
8月14日
あしのユビを、ツキユビしてしまって。
なんだって。
こんなケガをしたのだらう。
キックしたのだらうか。
ぼくはからだがかたくて。
ハイキックがけれないから。
いつも、ローキック。
ひくめをばしばしとけります。
ひくめをばしばしと。
キックしたのだらうか。
とうぶん、キックはきんしです。
ツキユビは。
どうやればなおるものですか。
シップで。
なおるものですか。
とれたり、しないかな。
こわいんですけど。
いたいし。
とうぶん、キックはきんしです。
サッカーがころげってきても。
けりません。
そもそもぼくはサッカーだなんて。
けいはくな若者文化は。
おことわりだ。
サッカーがころげってきても。
けってなんかやらない。
バスケッチは?
そもそもけるのがきんしです。
うむ。
どうやらキックをつかうしんぱいはないな。
駐車場で、カッパたちが。
たのしくサッカーをしています。
パス。
シュート。
はずしたシュートが。
ぼくのところにころげってきて。
ころころ。
この、けいはくな若者文化め。
きにいらない。
けっとばしてやるぞ。
えい、ローキック。
にゃあー。
むこうではカッパたちが。
ありがとう。
ありがとうと、てをふっている。
ぼくはあしをおさえて。
いたいいたい。
としがいもなく。
サッカーなんてけっとばしたから。
ぼくももうトシです。
しばらくキックはきんしです。




