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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
Hカップの章

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第327回 世界の色はその日その日の気分しだいで自分しだい

7月8日


くろのせかいがおわってしまい。

あかるくなりました。

せかいはどう、なったのかな。

多少、きになります。

多少、きになりますので。

おきますよ。

おはようございます、おはやいですね。

おふろにはいって。

くろをおとして、出かけてみます。


外のせかいは、若さがあふれて。

目がいたい。

ああ。

こんどはミドリのせかいになったか。

ぼくはもう少し、おちついた。

いろの方が、よかったのだけど。


ミドリのせかいのあちこちには。

まだ、ミドリになりきれていない。

はいいろが、のっこていまして。

くろのしずかなせかいの下では。

宝石のようだった、はいいろも。

まばゆい命のミドリの中では。

みすぼらしい、骨のいろ。

やがてミドリにおおわれて。

みえなくなって、しまいます。

ぼくはなんだか、かなしくなります。


ミドリの光さす景色の中に。

おお。

あかくて、しかくいクルマ。

ぼくはあれ、すきだな。

あかいのをまわして。

あかいところに、かけつける。

はしごをのばしたり。

水をまいたりする。

格好いいぞ。


そうだな。

こんどはあかのせかいがいい。

あかいしかくいクルマがはしり。

あかにもえるせかいの前で。

あかいマントをきたぼくは、その目をとじて舞いおどる。

つぎにおきたら、あかのせかいなりますように。

そういのって、目をとじます。

おやすみなさい。




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