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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
ハスカップの章

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第312回 東京ラブストーリー

6月23日


コーヒーがないので、おきられません。

なぜだか。

そうおもっていたのでしばらく、おきられませんでした。

むう、いかん。

血圧があがらなくて。

あたまがボンワリする。

コーヒーをのまないと。

コーヒーがない。

コーヒーがないので、おきられません。

むう、いかん。

これではいつまでもおきられないので。

コーヒーをかいに、いきますよ。

おきます。

おはようございます、おはやいですね?


コーヒーをかいに、コンビニへむかうと。

おはなをもっためがねのおじさん。

しおれたかおで、あるいています。

プロポーズだなあれは。

そしてあちらは、変なネコ。

変なネコは、きょうはウマにのって。

めをとじたままくちをひらいて。

ニャーンとひとつ、ないたふり。

おじさんのプロポーズをことわったな。

お高いやつだ。


さて。

コンビニにはあいかわらず、生命の神秘なぞ。

ぼくの興味をひくものがありますが。

ぬぅ。

わからん。

あたまがボンワリして、さっぱり理解できない。

コーヒーを、至急。

至急コーヒー。

どのコーヒーにするか。

これがいいけど、ストローがみじかい。

ながさがたりなくて。

さいごまでのめずに、ズズッてなる。

あの、ズズッてなるのがぼくはきらい。

ぼくはきらいです。

ではどうすればいいか。

むしろ。

ではどうすれべいいか。

あたまがボンワリして、さっぱり。

いいや。

コーヒーをかって、かえります。


変なネコの奴は、ウマの上で。

もう、あたますらあげません。

お高いやつだ。

さて、コーヒー。

コーヒーをのんで。

これからどうするか、かんがえよう。

机の上に、ながいストロー。

おお。

これでコーヒーが、さいごまでのめる。

ズズッてならない。

どうやら時の運というやつが。

こちらにながれて、きているようです。


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