315/3085
第298回 お砂糖ミルクはご利用になられますか
６月９日
あさですよ。
おきますよ。
おはようございます、おはやいですね？
さて。
けさもとりあえず、水をながして。
お湯を少々、わかします。
くろい液体をつくる。
しばらくほど、歌なぞうたって。
わきましたら。
わいたお湯を、規定の線まで。
ふむぅ。
これが、なんの役にたつのかねえ。
サッパリわかりませんが。
仕事なので、いた、しかたなし。
わいたお湯を、規定の線まで。
ピッタリコンで入れる技術も。
やたらと習熟して、しまいますたが。
仕事なので、いた、しかたなし。
人類がさいごの１人になってしまった世界では。
このくらいしか仕事がありません。
さて。
天気もいいし。
外でもあるいてみようかな。
だれもいない、しずかな道を。
しばらくほど、歌なぞをうたって。
あるきますと。
あぁ。
パブのまえには、おめでとうのハニワがならんで。
ビルのうえには、ピラミッド。
これが、なんの役にたつのかねえ。
使う人間もいないってのに。
ロボどもは、こんなものばかりつくりたがります。
さて。
こうしてあるいていても、いた、しかたなし。
ポケモンのでてくる、わけじゃなし。
かえりますかね。
かえってまた、くろい液体でもつくろう。
仕事なので、いた、しかたなし。
