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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
ハスカップの章

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第297回 防災は日頃の心がけから。

6月8日


じゅうたんの4すみに、いす。

あれは、重石です。

じゅうたんがとばないように、おさえている。

じゅうたんは。

ほうっておくとかってに、空をとんでしまう。

つかうときは、いすに腰かけ。

アクセル。

4にんのりです。

合理てきです。


じゅうたんをとばすのは、緊急じ。

緊急のときいがいは、とぶひつようがない。

はしりなさい。

緊急じは、はしるとあびない。

おさない。

かけない。

じゅうたんで、とぶ。

まちのあちこちには、赤いはこがあって。

おなじように、緊急じにそなえる。

赤いはこのなかには、ライフル。

とんできたじゅうたんを、うちおとします。

ワンショット・フォーキル。

合理てきです。


や。

サイボーグがあるいているぞ。

腰にピカピカ、自爆装置をつけて。

帽子なぞかぶってあるいている。

サイボーグだな。

かくしてもだめだ。

サイボーグは、緊急じたい。

緊急じたい発生、緊急じたい発生。

じゅうたんスクランブル。

じゅうたんスクランブル。


とんできたじゅうたんは。

町じゅうをナパーム弾で、火の海にかえます。

じゅうたん爆撃。

なんて、緊急じなんだ。

だからじゅうたんには、重石をして。

とばないように、おさえておけと。

あれほどいったのに。

あれほどいったのに。

いったい、誰のしわざだ。


この、サイボーグやろうが。

ぼくは赤いはこからライフルをとりだして。

サイボーグを、ぶんなぐってやったよ。


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