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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
金剛石の章
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第247回 基本的に一晩寝ればなおる

4月19日


からだのちょうしが、よくないので。

きのうははやめに、ねたのですが。

ねすぎた。

目がやたらとパッチリとして。

いろいろ、まじいものがみえます。

はしら。

はしらはあれ、とどいていない。

ささえられてないぞ。

あれではいみが、ありません。

まじいですぞ。

やあ、道端のモンジャカには。

白やピンクのモゴモゴがついている。

なんですか。

白ならば、犬ですが。

ピンクはちょっと、いただけない。

ピンクをつけたのは、だれですか。

まじいですぞ。


やたらとパッチリとした目でみる世界は、いろいろ、まじくて。

ほら、こんどはあちこちの枝に。

白のふわふわが、かかっている。

白ならば、犬ですが。

あきらかに、犬ではない。

うーん。

まじいですぞ。

なおしたまえ。

ぼくはみんなに、なおしたまえ、なおしたまえ。

まじいところをなおすよう、いってまわります。

いままでは、ごまかせていたかもしれないが。

やたらとパッチリとした目からは、にげられない。

なおしたまえ。


こうして、町は犬ばかりになり。

真っ白。

まじくなくなりました。


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