第234回 ウゴのハゲのコ
4月6日
ぐっすり、ねすぎまして。
なんだかぎゃくに、ねた気がしない。
ねていた実感が、ないから。
体感てきには、2秒。
損したような、きもちです。
なんだか、なあ。
こう。
リセット、されない。
昨夜のうちに、ざっと。
ひと雨。
きましたか。
うむっ。
ぼくはざっと。
ひと雨。
きたのを、しらないから。
たしかにひと晩、ねていたようだ。
なんとなく、納得します。
なんとなく、納得したので。
おきますよ。
しかたない。
おはようございます、おはやいですね?
うーん?
なんとなく、リセットされない気分のまま。
ボンワリとハナなどかんで、おりますが。
ボンワリしたあたまで、ティッシュうらない、はじめ。
ハゲル。
ハゲナイ。
ハゲル。
ハゲナイ。
そうだ。
きょうはためしに、おクスリをのまないでみよう。
おクスリをのむと、いたくはなくなるけど。
なんとなく、ボンワリしてしまって。
かんかくが、さえない。
あまり、おクスリにたよるのも。
よくないから。
ハゲル。
ハゲナイ。
ハゲル。
ひゃあ。
こわいこたえがでてしまったので。
とりあえずティッシュうらないは中止して、でかけます。
雨があがったせいか。
おクスリをのまなくても、あまり、いたくならない。
かんかくも、クリアです。
うむっ。
これはよい選択。
ティッシュうらないの結果なんてくそくらえです。
忘れます。
クリアなかんかくが、世界をとらえる。
かんせつの、きしむ音。
自転車の、きしむ音。
世界はきしんでばかりです。
油でもくれてやれい。
かんせつが、ギーコ。
自転車も、ギーコ。
ギーコ、ギーコ、バタンバタン。
ギーコ、にまじりまして。
だしぬけに、キーィ。
クリアなかんかくが、異音をとらえる。
なんですか。
かんせつか、自転車か。
こんなテリブルな悲鳴をあげるのは。
どちらですか。
テリブルなのは、どちらですか。
おクスリをのまなかったのが、まじかったのですか。
ギーコ、ギーコ。
また、キーィ。
クリアなかんかくが、異音をとらえる。
ふむ。
どうやらこれは、ぼくではなく。
なにかがじぬんを、掻いている音。
ギーコ、ギーコ。
バタンバタン。
キーィ。
キーィの頻度、しだいしだいに、おおくなり。
キーィがちかづく、だれディスか。
じぬんを掻くのは、だれディスか。
音はすれども、姿がみえず。
キーィの音だけ、おおきくなります。
あれだ、きっと。
雨にぬれたじぬんを。
いっしょうけんめい掻いて、晴れにしている。
ちょうどいまが、切りかえどきです。
こんなふうに。
切りかえていたなんて、しらなんだ。
いつもお疲れさまです。
あたまがさがります。
やあ、晴れましたね。
いっしょうけんめい掻いたおかげで。
じぬんはすっかり、かわいています。
やはりおクスリにたよりすぎるのは、いくない。
クリアなかんかくで世界をとらえると。
こんなにも。
世界は感謝に、みちています。
じぬんを掻いてくれた方ありがたふ。
ティッシュうらないはうんこたべろ。
ぼくはハゲナイぞ、くそう。