表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トゼンサウ  作者: ナルサワパン
疾風!!小田原陣の章
222/3029

第211回 猫が降る

3月14日


うえから。

まる。

しかく。

しかく。

闇にたつ人、あれはだれ。

ですか。

地底人。

ロボット。

いいえ。

あたまがまるだから。

あれは、人間です。

しかく。

まる。

まる。

であれば、地底人。

しかく。

しかく。

しかく。

であれば、ロボット。

みわけが、つきます。

そこのおまえ。

地底人だな。

あたまが、しかく。

みわけが、つくぞ。

赤くひかってもダメだ。

おまえなんか、まるいカタにはめて。

冷蔵庫で、こおらせてやる。


闇にたつ人。

ピクリとも、うごきませんが。

あたまがまるだから、人間。

あの人は、あれです。

案内をしているんです。

こんな暗いうちから、案内をしているなんて。

おつかれさまです。

そっちの方は、ロボット。

ロボットは、つかれないから、へいき。

おつかれさまじゃない。

でも、がんばっているので。

ロボットには、豆腐をあげます。

さて。

なにを、案内しているのかな。

うえから。

まる。

「頭上注意。」

しかく。

「ヘルメッチ着用。」

しかく。

「寿司っすか。」

寿司だとぅ!?

知るか!!


しかし、ヘルメッチかぁ。

しまったなあ。

ヘルメッチは、ヘヤで仏壇になっています。

着用できない。

せめて、頭上を注意しよう。

それが案内してくれた方への、礼儀じゃ。

頭上を注意し、最徐行。

すすみます。

うえから。

ゴン、とにぶい音。

なにかが降って、瓦がわれる。

われた瓦が、地におちる。

ひゃあ。

こちらのおどろき、そ知らぬかおで。

ネコさん着地、すったかたった。


頭上を注意していて、よかった。

あたまにあたっていたら、ぎゅうとつぶれて。

寿司になって、ヘイラッシャイ。

ヘルメッチを着用していないから、即死でした。

あのネコ。

瓦をわるなんて。

カラテをつかうに、ちがいない。

かないません。

案内はよく、みておくものディスね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ