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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
セプテンバーの章

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滝川このやろう

9月5日


栗が、流行っているようですね。

パンにもケーキにも、栗が入っていて。

これならフランス貴族も安心だ。革命が起きる。

ソーメンには入っていません、流行ってないからね。

この前まで涼しくなかったのに、いつの間に流行ったのだろう。

少なくとも、ぼくはまだ栗が生えているところなんてみていないぞ。

流行っている栗は、どこから集まってきたのか。

わからないだろうと思ってなにか、インチキしているな。ウニを混ぜるとか。


なにか、国家的な強大な権力がはたらいている気がする。

偉い人が、決めるんだ。

経済産業省とかの。

もうすぐ暑くなくなるから、栗を流行らせますよ。

偉い人が、栗を集めます。

メールで。

3日から栗を流行らせるから2日までに駅に集まりなさい。

駅では、経済産業省の人が点呼をとっていて。

はい、皆さんこのあと、パン工場へ行きますよ。

まちがえて、ソーメンに入らないように。

そこのお前、イガは外してきなさい、メールに書いてあっただろう。

そっちのお前、お前はウニじゃないか。

わからないとでも思ったのか、カニのかたきうちでもしてろ。

てんやわんやだ。

経済産業省の人も、たいへんだな。


経済産業省の人がいってしまうと、コンテナが落ちていて。

中には、ウニがたくさん。

ウニウニしています。

間違えるなよ。

ぼくはそいつを、カニに送りつけてやったよ。


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