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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
疾風!!小田原陣の章
208/3031

第198回 ようそろ、ここへ。

3月1日


じゃばじゃばいって、おりますが。

うむ。

5ふんはやく、おきればよかった。

むしろ。

5ふんはやく、おきれべよかった。

いえね。

5ふんはやくは、おきたのですが。

あまりにじゃばじゃば、いうておりますもので。

いいや。

しらない。

また5ふん、ねてしまったのです。

あまりにじゃばじゃば、いうておりますもので。

5ふん後にちゃんと、おきました。

じゃばおっきー。

なんでもない。

後悔、やくにたたず。


じゃばじゃばの世界には、レッドガイがはしっています。

ぜんしん、レッドなレッドガイ。

全速力で、ぜんしん。

未熟者のぼくは、ぜんしん、オレンジ。

びそく、ぜんしん。

ようそろ。

安全だいいちです。

レッドガイはぼくをおいて、レッドゾーンのかなたへ、きえてしまう。

バシャリと咲いた、紅い花。

派手に逝ったな。

つれないおかただ。


人はみな、ピンクボーイとしてうまれ。

やがてレッドにそまり、いうか音速のむこうへ。

そまりきれないオレンジのぼくは、時速3キロの日々を、ようそろ。

こういうモラトリアムな安全も、わるくはない。

レッドのはやさのなかでは、どうしても。

見えないものが、世の中にはあります。

赤信号とか。

とまれ。


雨のあがるころには、つくでしょう。

ぼくのうしろを紅いサイレン。

かけぬけていく、シューマッハ。

そうだ。

きょうのおやつは、レッドなジャムにしよう。


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