第197回 寒中梅
2月28日
ししゃもを焼くにおいが、しまして。
これが秋なら、サンマですが。
2月はししゃも、なんでしょう、か。
このわたりにはラーメン、しかないはずですが。
どこでししゃもを焼いておるのでしょう、か。
ダシか。
ぼくはやはり、スープはトンカチより。
魚介系のダシのほうが、このみです。
華族のぼくは、ラーメン、とか。
庶民のかたのこのまれるたべものは、よくしらないんですけど。
だいがくでは、サンマがあつまって。
なにやら運動を、しております。
「このししゃもは同志シャリアピンコを官権に売り渡した。」
「火で炙れ、火で炙れ。」
なんの運動なんだ。
サンマのかんがえることは、よくわかりません。
せっかくだいがくまできたことだし。
ラーメン、でも食していきますか。
だいがくの近くはサンマがいっぱいいるから。
ラーメン、がおおい。
ごひいきのラーメン、にむかいます。
いつも、このわたりにくるときに、ごひいきの。
ラーメン、おやすみ。
そんな。
そういえばあの店長。
ししゃもでは、なかったかな。
だから。
シャリアピンコなんかにかかわらないほうがいいと、言ったのだ。
マーガリン政権にだいぶ、文句をいっていたからな。
おそろしいことです。
ラーメン、にみたされないまま、ぼくはゆきます。
おや。
梅がさいている。
梅の樹というのは、肥料に。
イワシやら、ししゃもやら。
魚介をつかうので、さむくてもきれいにさくのです。
やっぱりスープはトンカツより、魚介系だな。
油はだめだ。
胃がもたれる。