表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トゼンサウ  作者: ナルサワパン
ヒロスエの章
203/3030

第194回 プロキオン

2月25日


じぶんのはなが、クークーなる音で目がさめまして。

いえね。

子犬が、クークーないているのかと。

おもいまして。

これはイカンと、おきたわけです。

子犬にクークーなかれては、放置しておれない。

ボンワリした頭で、子犬をさがします。


そういえば、年始のころは。

みえない子ネコさんが、ミャンミャン。

よく、ないていたものディスが。

さいきん、とんとききません。

あれはなんだったのだらう。

子ネコさんは、どこにいってしまったのかな。

大人になって、しまったのかな。


さて、子犬。

クークーないている、子犬はどこだ。

世界には、ネコさんしかいません。

ふむ。

たしかに子ネコさんは時おりみますが。

子犬はあまり、見馴れない。

すると。

犬はどこから、でてくるのでしょう、か。

子犬とは、想像上の生き物なのでしょう、か。


外にいる子ネコさんと、内にいる子犬。

人は皆、心の内に。

小さな子犬を、飼っています。

ネコさんばかりの世界のなかで。

じぶんだけが、子犬なので。

たまにさびしく、なったりして。

クークーないたり、するのディエス。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ