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第171回 ビッチなマリーは田舎っ子
2月2日
ドアをあけると、世界は劇的にかわっていて。
などということは、なく。
中途半端に、シャリシャリで、ビチビチ。
シャーリー、シャーリー。
ビッチ、ビッチ。
なんですって。
シャーリーがおこっています。
シャーリーは、ビッチじゃない。
ビッチなのは、マリー。
ひとちがいです。
ひきょうもの。
ころしてやる。
シャーリーがおこっています。
シャーリーにころされては、たまらない。
街へ、にげますよ。
街は、中途半端に。
シャリシャリシャーリーで、ビチビチビッチ。
中途半端にせまい視界のなか、中途半端にはやいスピードで、すすみます。
中途半端は、いくない。
もとい。
中途半端は、よくない。
ぼくは、こう。
わかりやすく、0か100。
極端なほうがすきだ。
ふりきれ。
シャリシャリで、ビチビチ。
シャリ。
ビチ。
寿司っすか。
寿司だとぅ!?
シャーリーがおこっています。
やべえ。
おいつかれた。
これだから中途半端は、イヤなんだ。
そうはいっても、人間てやつはそう簡単に。
ふりきれません。
へい、ビチまぐろおまち。
ぼくはシャーリーが寿司に気をとられているすきに。
伊豆へ伊豆へと、にげますよ。