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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
新巻鮭の章
157/3027

第149回 ちかんにちゅう いしまし ようキャンペ ーン

1月11日


みょうなものを見た気がして。

ふりむくと、キミドリの、けばけばした。

へんな、ノボリ。

なんてかいて、あるのかな。

いよーン。

いよーンってなんだよ。

ばかばかしい、見なかったことにします。


いよーンを過ぎると。

いよーン、スタート。

自動車や、バイクや。

山に行くようなリュック背負った、じじいが。

まえを見ずに、つっこんできます。

むぅ。

難易度の高いコースですね。

だが、そんなことでくたばるぼくではない。

と、思ったら地面にでっぱり。

いよーン。

ぎゃあ。


また、キミドリの、けばけばしい。

へんな、ノボリ。

「い」と「よ」と「ン」が、見えるから。

どうせまた、いよーンだ。

やれやれ、やっとおわりか。

こんなものをしかけやがって。

ぼくは、ファッデムとつぶやきます。

じごくにおちるがいい、という意味の、英語です。


さて、じごくの門には、サンダルが。

片方だけ、ひっかかっていて。

こわいよ。

これはなにかい、一本足の。

こわいなにかが、帰ってくるのかい。

ここに。

うしろから、いよーン、いよーンと。

一本足の、とびはねる音。

ふりむかないぞ。

ああ、こわい。


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