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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
新巻鮭の章
153/3030

第145回 ブレイクファースト、テレホンセカンド。

1月7日


白と黒の、みなれない。

ふしぎなトリさんが、はしっています。

白と黒は、けいさつ。

正義の、味方ですか。

公務員の、方ですか。

朝から、そんなにはしって。

おはようございます、お早いですね。


トリさんというのはもっと、こう。

チョッチョッと、はねてあるくものかと思っていたけれど。

ふしぎなトリさんは、ネコネコネコネコと。

脚をさかさかうごかし、ネコネコはしります。

おいそぎ、ですか。

公務員の方はおいそがしくて、たいへんだ。

事件は会議室でなく、現場でおこっていますからね。

封鎖するのにネコネコはしって、たいへんだ。


そういえば、最近。

あの、変なネコにあわなくなった。

白と黒の、変なネコ。

夜にあうと、甘えて、ころがってくるから。

こどもなのかと、思ったら。

昼間に見たら、白髪だらけで。

けっこうなトシだった、変なネコ。

最近みないと思ったら、そうか。

まあ、あれは変なネコだから。

こうやって。

たまにトリになったりも、するのだろう。

変なネコのあいだは、のんだくれだったくせに。

トリになった途端に公務員の方で、おいそがしいとは。

すごいスピード出世だな。

変なネコの考えることは、よくわかりません。


ネコは七化け、八変化。

ぼくはトリには、なれないもので。

いつもとかわらず、コーヒーブレイク。

朝のニュースが、ゴールデンボールブリッジ封鎖された旨、つたえています。

たいへんですね。

外ではトリさんが、チュンチュン。

ぼくはパンケーキ、マリマリ。



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