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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
クライストマンスの章
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第135回 アベルとカイン

12月28日


闇のなかを、バイクが2だい。

バンバ、バンバとならんではしっています。

バンバ、バンバ、バババンバンバ。

バンバンババンバ、ババンババンバン。

だまりなさい。

なかよし、ですか。

あるいは、儀式。

ズレるとアレだ。

まずい。

封印がとける。

いやいや、ノンノンノン。

ちがいます、これは、ぐうぜん。

おなじ速さで走っていたら、ならんでしまった。

貴重な青春の、1ページなのディス。


地球がまわる速さと、いっしょに走れば。

きょうがいつまでも、おわりません。

バイクの若者たちは、まだ見ぬ明日に出会うために。

朝陽にむかって、スピードをあげます。

ババンババンバンバン。


あまり、スピードをだしたものだから。

ふたりのならびが、ズレてしまいます。

まずいな。

封印がとける。

ぼくはそいつらに、きょうだいはなかよくしろと言ってやったよ。


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