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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
クライストマンスの章
140/3034

第134回 今回はコカ・コーラ社の提供でお送りしています。

12月27日


おなかに、ガスがたまっています。

きのうは、なんだかうかれて。

炭酸飲料などを、のんでみたものだから。

おなかはへっているのに、パンパンです。

みたされないのに、はいらない。

年末だからって、うかれて。

アメリカ人のまねなぞして、炭酸飲料などのむのでは、なかった。

アメリカ人め。

アメリカ人は、バカです。

微妙な状態のまま、ぼくはアメリカへでかけます。


アメリカでは、ジャージを着た、じじいが。

自動販売機に、おじぎをしています。

武士なのでしょうか。

アメリカ人のくせに、みあげたジャージだ。

もとい、じじいだ。

センチメンタル・ジャージー。

なんでもない。

自動販売機から、炭酸飲料がでてきて。

ピー、ガタン。

アリガトウゴザマシタ。

じじもおじぎをして、ありがとうごじゃますた。

オマヘラハチャントシタニポンゴオシャペリナチイ。


この勝負。

あたまを下げたので、じじいの負け。

炭酸飲料飲料をうばわれたので、自動販売機の負け。

そして、この大岡が一両出して、これで三方が一両ずつの損じゃ。

奉行所の大岡さまが、お裁きをくだします。

さすが、大岡さまだ。

これでこの場は、丸くおさまるってぇもんディス。

ぼくは大岡さまを、すばらしい、お裁き。

えいごで、ナイスジャージとたたえます。


この冬空に、ジャージではさむかろう。

これも、武士のなさけじゃ。

大岡さまはじじいに、ふとったアメリカ人からうばってきた、赤い上着をかけてやります。

自動販売機さんは、これでがまんしてくだされ。

自動販売機には、炭酸飲料をかけてやりました。

ベースボール選手の、まねですね。

流行に、びんかんです。


その晩。

奉行所の門の前には、30万ガロンの炭酸飲料がつまれていたそうです。

スポンサーの、イキなはからい。

大岡さまは、打ち首のご沙汰をくだしました。


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