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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
クライストマンスの章
135/3030

第129回 ダメー児

12月22日


気温が、ひくいもので。

てぶくろをつけます。

ハダを露出していると、そこから。

だめになってしまう。

人間は、手足などの末端部分から体温がさがっていくから。

てぶくろはつけないと、だめだ。

だめになるというのは、それはそれで、魅力的なのディスが。

まだ、だめになるわけにもかないので、てぶくろをつけます。

せちがらい世の中ディス。


てぶくろをつけたことにより。

ぼくの首から下は、完全にカバーされました。

にげだせない。

カバーのなかに、どんどんだめがたまっていきます。

人間のなかには、だめになる(モト)がたくさんつまっている。

人間はみんな、だめのかたまりです。


首から上は、カバーしなくてもだいじょうぶ。

だめにならない。

あたまと、カオだからね。

ぼくはどちらも、だめじゃないぞ。

だめじゃないものは、カバーをしなくてもよいのです。

ほら、ごらんなさい。

犬やネコさんは、だめじゃないから。

カバーをしません。

人間はだめだから。

カバーが、必要なのです。


ぼくも、もし次のチャンスがあるときには。

もう少し、だめになってみたいものディエス。


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