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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
クライストマンスの章
132/3030

第126回 地球が寒くなってしまうぞ。

12月19日


電柱になんか、みなれないものが。

こくばんけし。

なんだこれは。

まったく、いみがわからない。

あれか、わな。

先生が下をとおると、頭におちる。

悪質ですね。

アクシズ。

黙りなさい。


こくばんけし、といえば。

むかし、両手にハメて。

ボクシングとか。

やりませんでしたか?

やりませんでしたか。

地域によって、差があるようです。

ほら、ごらんなさい。

きましたよ、タイの人が。

タイ国では、ボクシングがさかんです。

タイの人はひとしきり踊ったあと、こくばんけしを両手にハメて。

ばすばすと、電柱をはたきます。

あれは、タイ国式キックボクシングのうごきですね。

しってます。


タイの人があまりにばすばすと、電柱をはたくものだから。

バスがやってきて、タイの人を乗せてしまいます。

バスは、電気でうごいているから。

電柱をはたかれるのが、きらいなんだ。

夜明けの光に照り映えるバスの屋根、その上に。

こくばんけしが、おちていく。

電柱は、バスがきらいなんだ。

はたかれるのが、すきなのかな。

ドMなのかも、しれないな。

こくばんけしをのせたまま、バスは朝焼けの街へ消えていきました。


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