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トゼンサウ  作者: ナルサワパン
クライストマンスの章
127/3030

第121回 ミカンよりオレンジの方が大きくてイイネー。日本人ケチクサーイ、ケチクサーイ。

12月14日


机のうえに、オレンジが。

ああ。

きのうはつかれて、寝てしまったから。

そのままになっているのディエスね。

オレンジは、100パーセントとかいてある。

100パーセントということは、それ以上は、入りません。

可能性の放棄ですか。

そのままではだらしがないので、飲みます。

朝だから。

あまり入らないけど、人間の可能性を、ぼくはしんじます。

オレンジが100パーセント入って。

きょうのぼくは、オレンジです。

オレンジのぼくが、朝の町へでかけます。

朝だから。

窓はみんな、くろくて。

くろい窓は、いません。

しろい窓は、います。

オレンジの窓は、なんですか。


オレンジは、あかと、きいろ。

あかは、とまれ。

きいろは、とまったほうがいい。

オレンジは、なんですか。

とまれと、とまったほうがいいの、あいだ。

トマット。

なんでもない。

ちょっとやめたほうがいい、くらいのニュアンスでせうか。

ふむ。

では、きょうはオレンジのぼくも。

ちょっとやめたほうがいい。

オレンジは、100パーセントだから。

たぷたぷで。

仮にボディーにブローなどもらったら、たいへんなことになる。

うむ。

たしかに、ちょっとやめたほうがいい。


だがあえて、行ってみます。

人間の可能性を、ぼくはしんじます。


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