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九ページ目:黒竜との決着!

「照準位置設定、良好。機器接続に問題なし、展開完了」


−−−リグロが機械的な動作(実際に機械)と機械的な口調で突き出した左腕がガチャン、ガチャガチャと機械的な駆動音を立てながら急速に変形する。

人間の皮膚だった部分からは金属光沢が外部の光を受け反射するように輝き、G.Ⅲ.k-nitori-βと彫られた反対側には[つおい]という文字がこれでもかとくらいに金箔で小綺麗に装飾され刻まれている。


「外部付属パーツ連射型リボルバー、接続完了。目標補足、距離にして約150㌖弱。問題なし」


ピピピピ、とリグロのまだ残っている左の瞳がスコープのような動きを見せる。キリキリキリキリと駆動音を出し続ける変形した左腕だった銃口は更に長さを伸ばす。

空いた右手は弦に引っかけた矢を引くかのような姿勢を保つ。そうすることでより正確に、遠距離に攻撃を放つことが可能なのだ。

そして、エネルギーの充填と装填が同時に完了する。


「−−−本家威力五億分の一クラス、小規模型れーざー☆びーむ。発射!」


カチャ、と引き金を引いた瞬間合計で六発の小規模なれーざー☆びーむの弾幕が標的、黒竜に向けて撃ち放たれた。

己の内に宿る生命エネルギーと大気を漂う気や魔力、さらには酸素までをも取り込み一点に集中させ強大なエネルギーを生み出す。これがれーざー☆びーむの高火力エネルギーの秘密であり、本家であるなら一撃でも放てば天地が揺らぐほどの威力となるだろう。


それでも、リグロの左腕に搭載された小規模れーざー☆びーむを放つ発射台も十分すぎる威力を誇る。具体的に言うならば、一発があの伝説の黒竜の鱗を粉々に粉砕するレベルである。

六発の弾幕はそれぞれ頭、股間、尻尾、尻、右胸、左脇腹に綺麗に直撃する。黒竜は甲高い悲鳴にも似た咆哮を上げる。


「さすが、やっぱり科学の力ってスゲェってわけね☆」


「ハァ、何が悲しくて俺が女と一緒にいなきゃいけないんだ。否、カグヤは仲間だから許容範囲、か」


「.....武器が戻ったらゼストの次にぶった斬るからね」


ガコン、と重々しい左腕を動かす。ガチャガチャと右手で精密機器を弄り次の発射の準備を進める。カグヤは隣で不貞腐れながらちょこんと座ってる、可愛いだなんて思うと思ったか?

リグロはスコープとなった右目で黒竜の足元で潰れている男の尻を眺めながらニヤリと笑みを浮かべる。


「−−−覚えた」


「せめて顔を見て言いなさいな」




その頃、セラフィールとリビアは路地の壁に身を隠していた。

攻める隙はいつでもあったのだが、どうにもこの二人の意見が食い違いばかり起こし思うように行動ができてないのが現状である。

やれ、ヤスヒトが踏み潰されたときは助けに行く行かないでキャットファイト、やれ、ギルディアが城外に吹き飛ばされたのを拾いに行くか行かないであっち向いてホイ、やれ、一旦お互いの仲間たちと合流するかしないかで叩いて被ってジャンケンポン。

とまぁ、こんな感じで互いに魔法とか剣術とかを使った幼馴染の喧嘩の範疇になんとか収まるレベルの喧嘩をしてる内に現在に至るというわけだ。

黒竜に向かって何かが飛んできたときは驚いたが、とりあえず隙を窺ってる。ていうか、今思いっきり隙あるよ。


「おい、セフィ!お前あんな意気揚々としてた癖にビビってんのか!?早あいつを燃やしてくれ、俺はあの馬鹿を助けなきゃならないんだ!」


「ちょ、リビィそれでも男!?か弱い女の子を一人戦地に向かわせるとか、あんたバカァ!?」


「じゃあ、さっさとこの震える手を離してくれませんかねぇ!?結構痛いんだよ、ミシミシ音鳴ってるんだけどぉ!?」


「それいうならリビィだってもう少し離れてくれない!?暑苦しくてたまったもんじゃないのよね!」


「仕方ないだろ狭いんだから!!」


「仕方ないでしょ、怖いんだから!!」


−−−お前ら、イチャついてないでさっさと行けや!

読者代弁して血の文としてお送りいたします、誤字ではないよ。


数分後、二人一緒に行くという結果に落ちつき、リビアとセラフィールは二人並んで駆け出し始めていた。


「−−−風来剣」


「−−−煉獄火車」


リビアは腰に差した太刀を抜き、セラフィールは両腕に轟々と弾け燃える爆炎を纏う。

黒竜は動いが鈍いが故にこちらに攻撃してくるまでタイムラグがある。そもそもこちらに気がついてるのかすら不明、だからこそ、その隙を狙った。


元々幼少期を共に過ごし、互いが互いを知らず知らずの内に想い惹かれていた仲である。言葉に出さずとも呼吸はピッタリ、久々に会った仲とはとても思え−−−


「朱雀炎脈、爆撃!!」


「十字斬!って、うお!?危ねぇ、飛び火するところだったぞ!?」


「うるさい!私が先に攻撃するっつたのに突っ込んできたリビィが悪い!」


「言ってないだろ、せめて一声かけろや!」


−−−る、はず。

ダメージがない様子の黒竜はギロリとリビアとセラフィールに敵意を向ける。パカァ、と大きな口を開けて無駄に甲高い悲鳴にも似た咆哮を向ける、これが地声なのだ。あまりにも耳がキンキンする不協和音のせいで二人して思わず両耳を塞いでしまう。


「クソ!せめてヤスヒトを安全なトコに!」


「え、愛してるって!?シチュエーション考えな!!」


「ハァ、何か言った!?」


「−−−あいつぶっ倒すって言ったの!今からとっておき使ってあんな奴瞬殺してやる!!」


「最初から使えよ!」


だが、音波による攻撃は動きまでも制限されてしまっている。人間と比べ聴力がわずかに発展しているエルフ族だからこそであった。

街が震え、大気が震える。黒竜にとってはただの威嚇程度なのだが、とんでもなく大規模な衝撃波に等しい。そもそも体格が違うのだ、人間の大声に聴力の発達した蟻が耐えきれるかと言われたら答えはノーである。


−−−瞬間、黒竜に一瞬の隙が生まれる。再度、どこからか濃密に練られた六発の弾幕が黒竜に飛来したのだ。


「な、また!?」


(ナイス、リグロ!)


音波による拘束が解けた一瞬の間にセラフィールは準備を進めた。


「−−−この世の生きとし生きてるはずの焔の火種よ、その僅かで力弱き生命を維持したいのならば、我に命を捧げ我の力となり、かの者を討つための刃となれ、無駄な努力であると知れ」


炎、焔、焱、焰、四方の角に文字が浮かび上がり、セラフィールを中心に八角形の巨大な魔法陣が浮かび上がる。魔法陣から発せられる熱量は異常なもので周囲をドロドロと溶かし始めた。


「糧となり犠牲となり我が栄養となり神の供物となれ、我は供物を好まぬが力としてなら汝を受け入れるとでも思ったか、我が力は炎の神の加護にあり!」


−−−詠唱が終わると先ほどまで外に放たれていた全ての熱、炎がセラフィールの全身を纏い、肉質までもが変化していく。そう、これこそが炎の神の鎧、自らの肉体を炎に変えて炎神そのものになるセラフィールの究極魔法。

ある意味魔神に近い存在であり、炎の神に愛されたセラフィールだからこそ到達できた領域でもある。


「−−−じゃ、さっさとやるよリビィ」


「.....その前にお前の熱のせいで灰になっちまった服をどうしてくれるんだ?俺今全裸なんだけど?」


「.....わ、私の視界に入ってくるんじゃないよ!」


「そりゃ無理な相談だ!」


ダッ、とリビアが駆け出す。セラフィールは駆け出す、なんて動作を必要とせずに炎となった肉体を黒竜に向けて放つ。攻撃と併用した移動、炎は黒竜の肩に直撃し焦がすなんて領域ではなく塵も残さずに消滅させる。


黒竜の右肩が消滅したのだ。

そのことを認識した黒竜はバランスを崩し、悲痛な咆哮を上げる。リビア(全裸)は幼馴染の恐ろしさに改めて畏怖を感じると無事だったヤスヒト(全裸)を回収し、安全な場所だと思われる場所へ投げ捨てる。

ワイヤーの付いた投げナイフを黒竜に向けて投げ、鱗のない部分に刺さる。ダメージはないようだが、それでも構わない。

目的はリビア(全裸)自身の移動にあるのだから。ワイヤーを伝い、ときにはワイヤーアクションの応用で黒竜との距離を詰める。

上空でそのまま太刀を抜き、両手で構え黒竜の首を狙う。セラフィールは黒竜を翻弄しながら肉を焦がし消しては尻尾や両翼を削り取っていく。

黒竜は燃え焦げ消滅しない程度の温度の炎に包まれ地味なダメージをじわじわと受けている。


「−−−お、おぉぉぉぉぉぉ!!」


−−−スパン!とリビア(全裸)が黒竜の首を切断する。


熱によって柔らかくなった肉と鱗の上からなら剣術が達人クラスのリビア(全裸)ならば容易なことである。

こうして、伝説の黒竜は全裸の空賊団船長と炎の神の化身によって討伐されることとなった。これは後のガルシア王国歴史書に記され千二百年は語り継がれることとなるであろう。


「−−−強くなったじゃん、リビィ。格好良かったよ」


炎神化を解いたセラフィール(全裸)はリビア(全裸)の背中に寄り添う。強大な魔法を使った代償に魔力を使い切ってしまった。賢者モードに突入したセラフィール(全裸)はぺたりとそのまま座り込んでしまった。


「−−−ったりめーだ。お前を好きになって追いかけてたんだからな」


そんなセラフィール(全裸)に応えるようにしてリビア(全裸)はどこか清々しい表情で苦笑いを浮かべたのだった。

彼らの背後ではメラメラと燃え盛る黒竜だったものが崩れ落ちてゆっくり灰と化していったのだった。


ちなりに駆けつけたリグロにリビア(全裸)とヤスヒト(全裸)は襲われかけ、セラフィールはカグヤから上着を借りたとか何とか。

黒竜が完全な灰になった頃には城からはれーざー☆びーむのエネルギー充填が始まっていた。

間もなく夜になりかけている夕刻、れーざー☆びーむ発射まで時間がほとんど残されていなかった。




メルククゥさんが仰った衝撃の事実、待つことが苦手なセラフィールさんがれーざー☆びーむの発射タイミングを早めたらしいよ。具体的に言うなら明日の明朝。


「なんで!?」


「いや、シオン様もご存知でしょうけど、セフィは気まぐれやなので」


シオンは頭を抱えたくなった。ただでさえ姉のサリナ(半裸)が半裸の状態でウロウロしてるというのにこれ以上厄介ごと、というよりも知りたくないことはあってほしくないものだ。


「とりあえず、その兵器を止めるにはセラフィールって人の協力が必要、と。もしものときはお姉ちゃんがシオンのこと全力で守るからね!」


「ちょ、触るなよ!」


股間を積極的に触ってくる半裸の姉、卑猥である。


「とにかく、あれを止めるにはセフィが持ち歩いてるリモコンで操作しないと」


「他に止めるは方法はないのかしら?」


「.....あるにはあるのだけど、ガルシア十三人衆全員が揃ってないと。私たちの指紋を認証することで強制的に止めることのできる仕組みにもなってますので、ただ...」


今ガルシア十三人衆は全員が何らかの事情で出払ってしまっている。招集するには国王ほどの権力者の力が必要となるのだが.....


.................................。


「シオン!」


「シオン様!」


「は、はいぃ!?」


そうだ、弟はガルシア王国現国王だった。あとは場所を整えるだけである。

この混乱渦巻くガルシア王国に終止符を打たねばならない。


「とりあえず私はセフィ、セラフィールを連れてきます。シオン様とサリナ殿はここでお待ちください」


「.....ドキッ!弟との放置プレイ!?」


「違います!!」


やはり、この女、ブレない。




「ハァ、ハァ!」


一方、ガルシア王国の城壁側ではゼストは一人リビアスター空賊団に挑んでいた。幹部であるジャック、フローラ、オルビアに苦戦を強いられていた。船を落とし、リビアスター空賊団の構成員は全てゼストが狩り尽くしたのだが、異変に気がついた幹部達三人が駆けつけたことにより戦況はガラッと変わった。


「−−−なるほど、相当の手練れだが僕らは三人。多数に対しての実力は持ち合わせてなかったということか」


「ハン、手加減してやっただけだよ。んなこともわからんのか、優男」


「ほざけ!」


白銀のフランベルジュが振り上げられる。ゼストも大鎌を用いて応戦する。

ここにやって来るまで、同格の双子姉妹、力の落ちたカグヤと激突した上に走り回っていたのだ。嫌でも体力は落ちるし回復する暇もなかった。

もし、ゼストが万全の状態であったのならジャックだけでも、あるいは三人同時にでもいい勝負ができたかもしれない。しかもここは屋外、屋内ほど影の能力を思うほど発揮することができずにいた。


ガキィン、とジャックの一撃がゼストを押し飛ばす。


「ッ!?」


「隙だらけだよ」


単純な一突き、だが一撃に重みがありモーションからとても想像のつきにくい速度だ。野球で例えるならバント打ちからホームランを打ってしまう、まさにありえない所業である。

よろけたゼストをフローラとオルビアの二人が襲う。


巨大な二つの戦斧を一つにして大振りの一撃を振るうフローラと体の各部からマシンガンを展開させて打点は小さくも嵐のような弾丸を放つオルビア。

影に潜る潜影術で何とか回避したものの、影の面積が限られているためそう遠くにまでは移動することはできない。そんなゼストをジャックが追う。

そして、影から出現したゼストの実態を確実に捉える。そのまま力押しでゼストを吹き飛ばした。


「ぎっ!?」


「聖なる力を宿した宝剣だ、効くだろ?」


「ジャックの場合は"性"なるだけど、ね。ムッツリだし」


「僕はムッツリじゃない」


「そんなことよりも、リビア様が心配ですね」


「そうだな。リビィはそんな簡単にやられないだろうけどウチは−−−」


ゾワ、とその場にいた三人は背筋が凍る感覚に襲われる。


陽が間も無く沈むであろう時間帯、ゼストは今の今まで手を抜いていたのだ。相手が圧倒的だと思わせるために、陽が沈むのを待ち、自分のフィールドを用意するために。


ゼストは立ち上がる、全身を影のように黒く染め青い瞳を闇より深い真紅に変えて。先ほど倒れていたゼストが再び三人の前に立ち塞がる。


「雰囲気が、変わった?」


「.....奴は僕一人で潰す。フローラはリビィを、オルビアは船の機動力を何とか回復させてくれ」


「な、何故私はリビア様を追いかけてはならないのですか!?理由を求めま−−−」


「オルビア!?」


時間は与えてくれなかった、影から影に移動したゼストは上段から大鎌を振り下ろしオルビアを斬り裂いた。


「き、さ、マァ!」


パカ、とオルビアの口が開き火炎放射が放たれる。しかし、炎はゼストに当たることなく、否、そこには既にゼストは居らずゼストの影が残っていた。影武者を発動させたゼストは大鎌でオルビアの首を狙う、その姿まさに死神。しかし、間一髪でゼストの一撃はジャックによって止められることとなった。


「ジャッ、ク様」


「チッ、ジャック!オルビアはウチが連れて行く!だからあんたがそいつ潰して船を頼むよ!」


「−−−了解した」


「行かせると思うのか?」


ゼストがフローラの背後に立つ、しかしジャックがストーカーのようにゼストを追跡し、フランベルジュを振るう。ムッツリだからこそできることがある、ムッツリだからこそ誰かについて行き的確に急所を狙うことができる。ムッツリだからこそ少しでも異性に興味を持ってもらうために格好つけようと思える。

ジャックはフローラとオルビアに背を向けて振り返ることはなかった。


「−−−ここは僕に任せて、先に行け」


「.....格好いいな、アンタ」


ゼストにも守りたいものがある、そのためにリビアスター空賊団を倒さねばならない。戦果を報告して少しでもいい顔したい、せめて一目惚れした相手、サリナの手前では。この姿を見られなくてよかった、闇と影に塗れたこの醜い姿を。


光と影、二人の恋する男の激突に合図は必要なかった。




陽が沈んだ、ガルシア王国王城からは巨大なれーざー☆びーむを放つための発射台が一人でに組みたっていく。


その側でサリナ(半裸)とシオンはババ抜きに華を咲かせていた。いや、だってね、待つだけってのは暇だからね。


「.....姉ちゃん、お父さんとお母さん元気?」


「私が最後に会った時は元気だったよ、今一人暮らししてるから」


「あの姉ちゃんが一人暮らし、だと.....ッ!?」


時間は静かに過ぎていく。二人が出会わなかった三年という月日はあまりにも長く、感慨に浸るには十分な時間だったりもする。

姉であるサリナ(半裸)は一人暮らしとバイト、弟であるシオンは一国の国王。本当に三年という月日は人を変えるには十分すぎる年月である。


他にも色々と積もる話はあるはずなのに言葉が出ない、ババ抜きに熱中してるせいか、実姉が目の前で半裸でぺたん座りしてるせいなのか、夜になったからなのか、立場が変わり身分差が生まれてしまったのかはわからない。

というか、他にも大事なことがあった気もするが、そんなことはどうでもいい。とりあえず目の前で土下座するセラフィール(全裸)は一体どういうことなのだろうか?メルククゥによって亀甲縛りの状態で転がされてしまったセラフィールは割とガチ泣きである。さすが義理堅いエルフ族、誠意が体になってるね!ただし、全裸はそこまでエロくない!ついでに連れてこられたリグロとカグヤとリビア(全裸)とついでに気を失ったヤスヒト(全裸)はイマイチ状況を呑み込まない。


「.....リモコン失くすとか、ホント馬鹿なの?」


「スミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセン」


「ま、失敗は誰にでもあるって」


「メルククゥさん、是非、私にも亀甲縛り、いえ!縛り方は問いませんのでどんな責め苦でも!」


「一体何があったんだ、否、これどういうことなの?」


「ワケワカンナイ☆!」


「.....ちょっと頑張って招集かけてみるよ」


−−−ガルシア十三人衆、全員集合まであと九人!

れーざー☆びーむ発射まで残り十時間!物語のページは静かに、それでいて勢いよく綴られることとなる。

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