なろうの検索システムについて
皆さん、本屋に行った時、どうしますか?どう行動しますか?
私は脇目も振らずまっしぐら、目的の棚へと直行します。
その手前、途中で売れ筋の本コーナーやランキング表、手前に積んである本のタイトルくらいは多少チェックしますが、それ以外は手に取りませんし、目もくれません。入りません。
けれど、このインターネットの世界では違いますよね?
本当は違う書物が読みたいのに目に付くのはランキング入りしている作品や最近更新が頻繁な人気作家様の作品ばかり、それ以外の作品は探そうにも大雑把に“ファンタジー”や“推理”、“文学”、“戦記”…と、ぼんぼんと小山になっている状態で、これでは何が何やら。と、ちょっと不便さを感じる今日この頃。
それに、此処には多くの作品が登録されているはずなのに、実際検索して出てくるのは極一部の作品のみ。
それこそ山の上の方だけで、下の方に埋もれている作品は埋もれたが最後、もう二度と日の目を見る事はありません。…それはまあ少し言い過ぎかもしれませんが。
実際まだ見ぬお宝を発掘する為にどれだけの時間を費やし、検索結果を遡らなければならないのか、考えるだけでも気が遠くなります。
読者様方の中にも趣味がコア過ぎてなかなか自分の目当ての作品に辿り着けない、途中で探すのを諦めた経験がある、もう今の流行り物には飽きた、埋没している作品の中にもっと良い作品があるのではないか、そう思われている方も多いのでは?
また作者様方(特に底辺作家を自称しておられる方)の中には自分の作品をもっと世に知らしめたい!一人でも多くの人に自分の作品を読んでほしい!ポイントが、評価が欲しい!と思われている方、子育てなどの諸事情によりずっと執筆活動から離れていたが、そろそろ生活の方も落ち着いてきたので復帰したい、でもその切っ掛けがない、掴めない、欲しい。そんな風に考えておられる方は?
そして、その作者様はもしかしたら過去に大きな賞を受賞した経験のあるとても才能豊かな、素晴らしい作品の生み主かもしれない。
そんな作者様及び作品が山の下の方に埋もれているのは私はとても残念で、惜しい事だと思うのです。
という不満(?)を解消する為の提案なのですが…。
例えば某有名大型通販サイトのように検索システムを条件絞り込み型にしてみてはどうでしょうかと。
例えば某サイトで『青いスニーカーが欲しい』と思ったら、先ず何十万点、何百万点ある品物の中からスニーカーを選択、次は色を指定し、サイズ、価格帯、女性物か男性物か等々…という風に、自分の好みに合わせて数多ある品物(作品)を篩にかけますよね。
それが出来たら、今流行りのアレやコレばかりでは無く、傍流だけど自分にぴったり合った、それこそ地方の個人商店にしか置いていないような自分だけのオンリーワンスニーカーが見つかるかもしれない。
そして、その条件検索には既存のタグ以外にも書き手の気持ちや作品に対する想い、作風を(某掲示板やオークションサイトのように)喜怒哀楽のアイコン表示できれば尚良いと私は思います。
例えば同ジャンル、同条件で絞り込んでも書き手がどちらよりの視線で書いているか、作品の結末によって読了後の印象は大きく変わってきます。
今日は気分が悪いから怒りマークだけは外そうだとか、感情的になって書いた作者様もその時の心境が『怒り』なのか『悲しみ』なのか、(本当は文章でそれが適切に表現できれば一番いいのですが、それがなかなか難しい。何故ならば此処にいる私たちは未だアマチュアの域を出ていない素人なのですから当たり前です。まあ、努力は必要ですが…)
それが相手に伝わるだけでも受け取り手の許容範囲はぐっと広がると私は思うのです。
そういう読み手、書き手の一手間、一工夫によりユーザー同士の余計な摩擦、衝突は減少する。不幸な齟齬により嫌な思いをしなくて済むようになる。
そんな事を言うと、それでは思考が偏る、人は考える事を止める、などという意見も出てきそうですが(汗)、そもそも私は本屋に本を、娯楽を求めに来ているのであって、誰かと論争がしたくて来ている訳ではありません。
抽象的な事を言うようですが、私には今のこの現状が『大きな本屋の狭い出入り口に様々な職種、人種、金持ち、貧乏人、病人や他の様々な悩みや問題事を抱えた人、年齢層に至ってはそれこそ仕事を既にリタイヤした老人から反抗期の子どもまでもが一緒くたになって押し合いへし合いし殺到している状態』に見えて仕方がない。
…と、まあ、長々といろいろ書きましたが。
要するに、そうすれば皆がもっとより良く、快適にこのサイトを利用できるのに。そんなシステムが近い将来、導入されたらいいなあ、欲しいなあ、というだけの話。願望。
それも、それにかかる費用とか管理の大変さとか難しいプログラムの話などてんで分からない無責任且つ身勝手な素人の考えですが、それが実現されたら私は素晴らしいと思うし、今は無理でも近い将来、いつかはきっと…。
これをご覧になっている皆さまは、どう思われますか?
最後までお読みいただきましてありがとうございました。