繁華街の話
家から繁華街までは、大体30分くらいで歩いて行ける。
俺は狐火に言った。
「もうそろそろ、刀に戻った方がいい。」
「わかった。」
そう言って、狐火は刀に戻り、俺の右手に収まった。俺は左腰に刀を収めた。
「どこら辺から行くか、やはり裏路地に入るか。」
「そうしようぜ。早く暴れたい。」
俺は路地に入った。そしたら、男たちがたむろっていて、こっちを見た。
「こんなところに子供が何の用だ。帰るんだな。」
男たちの中の一人が言った。俺は言い返す。
「お前らこそなんだ。1人に寄ってたっかて。」
男たちは1人の男を襲っていた。襲われていたのは、赤龍の下っ端だった。
「俺らに文句あるのか、小僧。調子乗るなよ。」
「あー、もうめんどくさいな、もう切るってもいいだろ?」
俺が言うと狐火が答える。
「いいぜ、早く暴れたい。」
男たちが怒り出した。
「小僧、何無視してんだ。いいぞみんなやるぞ。」
男たちが俺に襲いかかってきた。
「どれくらい楽しませてくれるかな。」
そう俺は呟いた。そして、俺は狐火を鞘から抜いた。
俺は男たちを切った。1人まだ息をしていた男が言った。
「その刀・・・、もしかして・・・、桜か・・・。」
「そうだけど?まぁ、もうお前は死ぬ、だから関係ないだろ。」
そう俺が言うと男は死んだ。赤龍の下っ端が言った。
「ありがとうございました。」
「お前はもっと強くなれる。じゃあね。」
そう言って俺は路地から消えた。いや、逃げたのかな、俺。
赤龍の下っ端は純粋だったから。俺の汚れているのが、痛いほどわかってしまうから。俺はこんなになってしまった。
そのあとは、すぐに家に帰った。
「もう朝なんだ。早く行かないと、瞬は?」
「呼んだか?」
「用意もうしたんか?」
「俺はもうとっくに起きている。よく寝てたな。」
「久しぶりに、力使ったからな。」
「早くしてくれ、朝ご飯抜きは辛い。」
「ああ、ゴメン。今すぐ作るから、でパンでいい?」
「大丈夫だ。俺は玄関にいるから。」
「学校で食べれるようにサンドイッチに、するか。」
すぐに台所に行き、作った。玄関にいる瞬に渡す。
「ありがとう、さあ行こうか。」
俺たちは玄関から出て、走って学校に行った。
直ぐに着き教室に入ると、赤龍が話していた。
「おい、下っ端が言っていたこと本当か?」
「本当なのか?って言うことは、見つけ出せるのか」
俺は何を話しているか聞いた。
「何話しているんだ?」
そう話しかけたら、驚かられた。
諒太が驚きながら言う。
「そうだよな。って、なんでいるんだよ。いるなら驚かすなよ」
それを聞いた赤龍が言ってきた。
「お早うございます。深雪」