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紅の妖刀  作者: ネイミー
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赤龍の話(2)

 教室に戻ると放課後になっていた。そんなに話してたんだ。俺。

赤龍の奴らがまだ残っていた。鞄を持って教室を出ようとしたら、声をかけるれた。

「おい、お前、名前なんていうんだ。」

総長が言った。

「人の名前を聞く前に自分の名前を言うのが礼儀ってもんだろ。」

俺が言うと総長が

「それもそうだな、俺は難波拓弥ーなんばたくやー。赤龍の総長をやっている。」

次に真面目な男が言う。

「僕は、如月京介ーきさらぎきょうすけーです。赤龍の副総長です。」

女好きそうな男が言う。

「俺は、木川來都ーきがわらいとーだ。赤龍の幹部だ。」

無口な男が言う。

「中川諒太ーなかがわりょうたー。赤龍の幹部。」

可愛い系の男が言う。

「僕は、高宮紫苑ーたかみやしおんーだよ。赤龍の幹部だよ。」

赤龍の幹部たちが自分たちの自己紹介を終えた。俺も自己紹介をする。

「俺は神崎深雪。」

俺がし終わると、総長がなんか言ってきた。

「なんか、隠しているよな。」

俺があの妖刀使いだとわかってるのか。いや、一般の人がわかるわけない。

「俺が、何かを隠さないといけないのか?」

総長が聞いてきた時に、一瞬戸惑いを見せたのを、総長は見逃さかった。

『やはりな、深雪はなにか隠している。』

「まぁ、言いたい時に言えばいい。無理に言うわなくていい。」

総長が言った。

「なんで俺に話してくるんだ。関係ないのに。」

俺が言うと紫苑が答えてくれた。

「だって、なんか寂しいそうだったから。」

俺が寂しいだって、こいつアホなのか?

「そんなことで話しかけてくるな。とても迷惑だし、もう関わるな。俺に。」

俺はいつでも一人だったんだ。今更寂しいなんて思わない。狐火もいるし。

「まぁ、そんなことを言っているんだから、関わらない方がいいじゃねえの。」

來都が言った。すると、拓弥がなんか呟いていた。

「絶対に突き止めてやる。お前の秘密を。」


 今日1日なんか疲れてしまった。無駄な体力を使ってしまった。

そんなことを下校中に考えていたら、家に着いた。

「ただいま~。」

「お帰り、深雪。なんかすごく疲れてる?」

「そうだ。アイツらと話す時なんか神経使ってしまんだよなー。」

「アイツらって、誰のこと?」

「世界No,1の族『赤龍』の幹部たちとクラスの奴ら。」

「そうなんだー。俺は女がうっとうしいよ。どうにかならないかな~。」

「まあ、これから色々考えないといけないな。」

「それより飯食べたい。早く作って。深雪。」

「わかった。今日は焼き魚だからな。」

そう言って、俺は台所に行き、料理を作り始めた。

10分くらいが過ぎた頃、夕御飯を作り終え、7時くらいに食べ始めた。

「ん~~~、やっぱり深雪が作る御飯が一番だ!」

なんか狐火が言ってきた。そして俺も言う。

「当たり前だ。俺は女だからな。それに料理ぐらいなら、うまくできるし。」

「でも、もしかしたら食べれなくなる日がくるかもね。」

「そんなこと、なるわけないだろうが。俺が死ぬ?あり得ないことだ。」

いろんなことを話していたら、食べ終わった。

食器を運び、台所で食器を洗っていたら、狐火が言った。

「ねぇ、深雪、今から繁華街行かないか?」

「アイツらの情報があるかもしれないからか?」

「それもあるけど、俺は暴れたい。」

「そうだな、この頃、暴れてないからな。」

「そうだろ、行ってみようぜ。」

「わかった、わかった、今から用意するからな。」

「早くしろよ。」

そう言われて俺は自分の部屋に行った。って、言っても着替えるだけだからな。

俺は自分の部屋に入った。クローゼットを開けた。

「あった!これ着るの、久しぶりだな」

そう言って、クローゼットから取り出したのは長いコートだった。

色は黒で、背中のところに赤い桜の刺繍がしてあるのだ。

俺は、タンクトップを着て、ショウパンに黒のタイツに長くて黒いブーツ。

それと肩にある蝶の刺青をあるか、確認して黒のコートを着た。

鏡の前で確認する。

「大丈夫だよな、あとはフードを被ってっと、行くか。」

そう言って、俺は自分の部屋を出た。リビングで狐火が待っていた。

「来るのが遅い。明日からは早くしろよ。」

「毎日行く気か?」

「そうだけど?早く行こうぜ。」

狐火が外に行った。俺も続いて外に出る。

「毎日行く気かよ。今度からは少し寝てから行くようにしようかな。」

そんなことを呟きながら、繁華街に行った。

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