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紅の妖刀  作者: ネイミー
3/5

赤龍の話

 入学式が始まった。俺は退屈で眠かった。すると周りがうるさくなった。

アナウンスが聞こえる。

「新入生の言葉、新入生代表、難波拓弥。」

男が前に行き、正面を向き、おじきして言葉を言う。

「春風に・・・、新入生代表、難波拓弥。」

男が話をしている時、周りがざわざわした。

「あの人が、世界No.1の赤龍の総長なんだー。すごい顔整ってる。」

「恰好いいね。彼女いるのかな?いなければ、なりたい!」

とか、いろいろ言われていた。でも、納得できる。顔整っているから。

入学式が終わり教室に行くと、俺の周りの席に人が座っていた。

「やっと来たか、お前らちゃんと時間くらい守れ。赤龍の幹部なんだから。」

先生が言うと、男たちが言い訳する。

「だって、朝眠いんだもん。起きれないよー。」

俺の前の前の席の可愛い系の男が言う。

「朝は起きれるんですけど、皆さんが起きないからです。」

俺の前の席の真面目な男が言う。

「やりすぎて、疲れるから朝はダメなんだよ。」

俺の右隣りの前の前の席の女好きそうな男が言う。

「朝、無理。」

俺の右隣りの前の席の無口そうな男が言う。

「なんでお前らはいつもそうなんだよ。いい加減にしろよ。」

俺の右隣りの席の赤龍の総長が言う。

「言い訳するぐらいなら、ちゃんと来い。わかったか?」

先生が殺気をだしながら言う。

「「「すみませんーー。」」」

総長以外が謝った。

「ならいいんだが、二度とするなよ。」

先生が言った。ちなみに先生は赤龍の五代目の総長だ。今は八代目だ。

「この子誰?見たことない子だね~。」

俺を見ながら可愛い系の男が言う。

「フード被っていて顔見えない。取れよ。室内だし。」

そう言って、女好きそうな男が俺のフードを取ろうとしたが、すかさずかわす。

「俺はフードを取らない。顔見られるの嫌いだから。」

俺は教室を出た。なんか声が聞こえた。

「なんだアイツ。なんか隠しているな。」

そう赤龍の総長が呟いていたことを、俺は知らない。


 外に出たいと俺は思い、屋上に行った。屋上は鍵がかかっていたが、ピッキングをしたら、簡単に開いた。おいおい大丈夫か、ここのセキュリティーは。そんなことを思いながら、屋上に入った。風が吹いていて、気持ちいい。

そしたら、どこからか、声が聞こえた。

「遅いぞ、深雪。どんだけ待ったとおもんだ。」

「ゴメン、ゴメン。色々騒がしくて、抜けるのが遅れた。」

「まぁ、いいや。来てくれたから。どうだった?クラスは。」

「世界No.1の赤龍の幹部がいなければ最高だった。」

「それはお気の毒に、頑張って!」

「瞬、血あげないから?(黒笑)」

「すいません。もうしないから。」

「瞬のクラスはどうなの?やっていけそう?」

「女どもがいなければ最高。媚がすっごくウザい。」

「慣れているから我慢しなさいよ?やることやるまでは。」

「で、手掛り見つけた?」

「まったくもって何にもない。アイツがいるのかすらわからない。」

「やはりな、相手が動くまで何もしない方がいいかもな。」

「瞬、ここ1週間は様子見て行動しろ。わかったか?」

「深雪、お前も無理するなよ。もしものことがあるかもしれないからな。」

「わかっている。じゃあ、そろそろ教室に戻った方がいいな。」

そう言って俺は屋上を出た。その後、瞬も出てきて教室に戻った。






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